特許
J-GLOBAL ID:200903030274661773

流体圧力調整用ソレノイド弁及びブレーキ回路ヘの適用

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木村 正巳 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-512971
公開番号(公開出願番号):特表平10-510495
出願日: 1995年09月20日
公開日(公表日): 1998年10月13日
要約:
【要約】本発明は、高圧力入口(1)、低圧力入口(2)及び制御された圧力下の流体を給送できる出口(3)を設けているソレノイド弁であって、断面積(S)への差圧、スプリング(10)の力及び電磁石(14,15)の力を受け且つ高圧力入口(1)と出口(3)との間の第1連通及び低圧力入口(2)と出口(3)との間の第2連通を生じさせることができる調整摺動弁(9)を包含し、これら連通の一方を弁(16)を介して行わせる、圧力を調整するための比例ソレノイド弁に関する。本発明によると、弁が高圧力入口(1)と出口(3)との間に介装され、高圧力及び低圧力入口(1,2)が摺動弁(9)によって互いに隔離されている。
請求項(抜粋):
1 高圧力入口(1)、低圧力入口(2)及び制御された圧力下の流体を給送できる出口(3)を設けているソレノイド弁であって、 ダクト(8)により常時接続されている第1及び第2端部室(6,7)を互いに接続する孔(5)を穿設された本体(4)と、 孔内を摺動する摺動弁であって、第1力の加わるシートを構成してこの摺動弁を第1端部室(6)に向けて押圧できる差圧のための断面積(S)を有する調整摺動弁(9)と、 第1力とは反対方向に指向する第2力を摺動弁に発揮する弾性装置(10)と、 本体を貫通し、第1及び第2室(6,7)にそれぞれ接近して孔(5)に開口し、一方を高圧力入口(1)に接続される第1及び第2オリフィス(11,12)と、 第2端部室(7)を気密態様で閉鎖するために本体(4)の延長部に嵌装され、内部に電気コイル(14)と、第1力と同じ方向に第3力を摺動弁に発揮するように摺動できる磁気コアプランジャ(15)とを収蔵しているケーシング(13)と、 ケーシング(13)に形成した第3オリフィス(17)に第2端部室(7)を選択的に連通させ、戻し力に抗しコアプランジャ(15)によってその閉鎖位置から変位できるとともに、非ゼロ行程の後に前記第3力を摺動弁(9)に伝達できる閉鎖部材(18)を含んでいる弁(16)とを包含し、この摺動弁が高圧力入口(1)と出口(3)との間の第1連通及び低圧力入口(2)と出口(3)との間の第2連通を生じさせることができ、第3力の値を増大させるように第1連通を越えて第2連通を助けている、液圧流体の圧力を調整するための比例ソレノイド弁において、出口(3)が第3オリフィス(17)に常時連通し、第1及び第2オリフィス(11,12)が孔(5)内で摺動弁(9)によって互いに隔離されていて、弁(16)が開いていない限りは出口(3)が高圧力入口(1)から隔離されることを特徴とする比例ソレノイド弁。2 請求項1記載のソレノイド弁において、差圧のための断面積(S)が、摺動弁(9)に長手方向にえぐられ、少なくとも1つのニードル(24,24a)によって実質的に気密態様で閉鎖され且つ低圧力入口に常時連通する反動室(23)から成ることを特徴とするソレノイド弁。3 請求項2記載のソレノイド弁において、反動室(23)が盲状であり、本体に固着された単一のニードル(24)によって閉鎖されていることを特徴とするソレノイド弁。4 請求項2記載のソレノイド弁において、摺動弁(9)がその全長にわたって段付ダクト(25)を穿設され、反動室(23)が、異なる直径の2つのニードル(24a,24b)によって閉鎖されたこのダクトの部分から成り、これらニードルが互いに対しまた本体(4)に対して自由に摺動できることを特徴とするソレノイド弁。5 第1作動電流(I1)の値を増加させることで減少する圧力損失を伴ってフロントブレーキモータ(22a)を低圧力源(21)に接続し、 前記第1作動電流(I1)の値を増加させることで増加する圧力損失を伴って前記フロントブレーキモータ(22a)を高圧力源(20)に接続し、 第2作動電流(I2)の値を増加させることで減少する圧力損失を伴ってリヤブレーキモータ(22b)を前記低圧力源(21)に接続し、 前記第2作動電流(I2)の値を増加させることで増加する圧力損失を伴って前記リヤブレーキモータ(22b)を前記高圧力源(20)に接続することから成る動作を包含する、車輪アンチロック機能を備えた自動車用ブレーキ回路の流体圧力を調整する方法において、第2作動電流(I2)のゼロ値においてリヤブレーキモータ(22b)と高圧力源(20)との間の連結を防止する追加の動作を少なくとも備えていることを特徴とする方法。
IPC (3件):
B60T 8/36 ,  G05D 16/10 ,  G05D 16/20
FI (3件):
B60T 8/36 ,  G05D 16/10 E ,  G05D 16/20 Z
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開平4-215551
  • 特開平2-038175

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