特許
J-GLOBAL ID:200903030283960040
化学的に均質なシクロオレフイン共重合体の調製方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-050543
公開番号(公開出願番号):特開平5-017526
出願日: 1992年03月09日
公開日(公表日): 1993年01月26日
要約:
【要約】【目的】 化学的に均質なシクロオレフィン共重合体を調製する方法。【構成】 ノルボルネン又はテトラシクロドデセン等の多環式オレフィンとシクロオレフィン及び/又は非環式オレフィンとの化学的に均質なシクロオレフィン共重合体は、若しもアルミノキサンと式の立体剛性のメタロセンの周期律表IVbとVIb族の金属化合物から成る触媒系を用いるならば、コモノマー分子の開環無しに高い空時収率を以て得ることができる。この場合、上の式で中心原子M1と置換基R16-R17によって形成されるメタロセン分子の部分はC1対称を有するか、又はメソ型であるものとする。
請求項(抜粋):
(a)モノマーの総量を基準として0.1〜99.9重量パーセントの式I、II、III、IV、VまたはVIの少なくとも一つのモノマー但し、上の各式において、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8は、同一か又は異なり、夫れぞれに水素原子またはC6〜C16のアリールまたはC1〜C8のアルキルラジカルであり、異なる式では同一のラジカルでも異なる意味を持つことができる;(b)モノマーの総量を基準として0〜99.9重量パーセントの式VIIのシクロオレフィン但し、上の式で n は2〜10の数である;及び(c)モノマーの総量を基準として0〜99.9重量パーセントの式VIIIの少なくとも一つの非環式オレフィン但し、式中のR9、R10、R11及びR12は、同一若しくは異なり、夫れぞれに水素原子またはC1〜C8のアルキルラジカルである;以上の(a)〜(c)のモノマーを、(d)線状のモノマーを対象とする場合は、式IXおよび/または環式のモノマーを対象とする場合は、式Xのアルミノキサン、但し、式IXとXの中でラジカルR13は同一か、又は異なり、夫れぞれにC1〜C6のアルキル基またはフェニル又はベンジルであり、n は0〜50の整数である;及び(e)式XIのメタロセン、但し、上記の式で、M1は、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、ニオブ又はタンタルであり、R14とR15は、同一若しくは異なり、夫れぞれに水素原子、ハロゲン原子、C1〜C10のアルキル基、C1〜C10のアルコキシ基、C6〜C10のアリール基、C6〜C10のアリールオキシ基、C2〜C10のアルケニル基、C7〜C40のアリールアルキル基、C7〜C40のアルキルアリール基またはC8〜C40のアリールアルケニル基であり、R16とR17は、同一若しくは異なり、夫れぞれに単核または多核の炭化水素ラジカルで中心原子M1と共にサンドイッチ構造を形成することができ、R18は、=BR19、=AlR19、-Ge-、-Sn-、-O-、-S-、=SO、=SO2、=NR19、=CO、=PR19又は=P(O)R19であり、前記の各式でR19、R20及びR21は、同一若しくは異なり、夫れぞれに水素原子、ハロゲン原子、C1〜C10のアルキル基、C1〜C10のフルオロアルキル基、C6〜C10のフルオロアリール基、C6〜C10のアリール基、C1〜C10のアルコキシ基、C2〜C10のアルケニル基、C7〜C40のアリールアルキル基C8〜C40のアリールアルケニル基またはC7〜C40のアルキルアリール基、又はR19とR20又はR19とR21であり、各場合ともそれらを連結する原子を持ち、環を形成し、そしてM2はシリコン、ゲルマニウム又は錫であり、その場合、M1と置換基R16〜R17によって形成されるメタロセン分子の一部は、C1対称を持つか、又は、R16とR17が同一ならばメソ型である;上記(d)のアルミノキサンと(e)のメタロセンから成る触媒の存在で、-78°C〜150°Cの温度と0.01〜64バールの圧力の下で重合することによってシクロオレフィン共重合体を調製する方法。
引用特許:
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