特許
J-GLOBAL ID:200903030288373215

トンネル換気制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西教 圭一郎 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-183829
公開番号(公開出願番号):特開平6-066099
出願日: 1992年07月10日
公開日(公表日): 1994年03月08日
要約:
【要約】【目的】 電力消費が無い自然換気力および交通換気力の合成換気力を利用して、トンネル内の換気を経済的に行うとともに、環境悪化が予測される場合に迅速な換気を行うことができるトンネル換気制御装置を提供する。【構成】 トンネル10の各坑口10a,10b付近に設けられたCO検出器12,13、VI検出器14,15および風向、風速を決定するW検出器16からの測定値が、入力処理手段21を介してファン運転モード決定手段22に入力され、送風ファン11の運転台数、送風方向が決定され、ファン運転制御手段23によって換気制御される。一方、送風ファン11の運転台数などに基づいて基準風速値を演算し、この値とW検出器16からの風速実測値とを比較して送風方向の反転を判定する。さらに、送風方向を反転したときの空気最大滞留時間を算出して、予想される煙霧透過率の最小値を求めて、所定基準値以下である場合に送風方向の反転を禁止する。
請求項(抜粋):
トンネル内に設置された煙霧濃度検出器、有毒汚染ガス濃度検出器および風向風速検出器と、前記トンネル内に複数台設置された送風ファンと、各検出器からの出力を信号処理する入力処理手段と、前記入力処理手段からの出力に基づいて、前記送風ファンの運転台数および送風方向を決定するファン運転モード決定手段と、前記ファン運転モード決定手段からの出力に基づいて、前記送風ファンの運転を制御するファン運転制御手段とを備えたトンネル換気制御装置において、前記送風ファンの運転台数、性能パラメータおよび前記トンネルの形状パラメータから基準風速値を演算する基準風速演算手段と、前記基準風速値と前記風向風速検出器から得られた風速実測値とを比較して、前記基準風速値より前記風速実測値の方が小さい場合に、前記送風ファンの送風方向を反転するように前記ファン運転制御手段に指令する送風方向判定手段と前記送風ファンの送風方向を反転したときの前記トンネル内に滞留する空気の最大滞留時間を算出し、前記風速実測値および前記煙霧濃度検出器から得られた煙霧透過率実測値に基づいて、予想される煙霧透過率の最小値を求め、所定の第1基準値と比較して、前記最小値が第1基準値以下となる場合に、送風方向の反転を禁止するように前記ファン運転制御手段に指令する送風方向反転許可手段とを備えたことを特徴とするトンネル換気制御装置。
IPC (2件):
E21F 1/00 ,  F24F 7/007

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