特許
J-GLOBAL ID:200903030297589344

無溶媒、熱可塑性シリコーンペレットの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-232603
公開番号(公開出願番号):特開平10-120794
出願日: 1997年08月28日
公開日(公表日): 1998年05月12日
要約:
【要約】【課題】 熱可塑性の挙動を示し、高い嵩密度を持ち、予定された最高貯蔵温度未満で取扱いの容易な無溶媒シリコーン樹脂を提供する。【解決手段】 MQタイプのシリコーン樹脂(A)と、主として線状のシリコーン流体(B)、例えばポリジメチルシロキサン液体ガムとを均一にブレンドする。次に、このブレンドを予定された圧縮成形温度に加熱し、圧縮成形して緻密化された塊にし、適当なペレットの形に成形する。このペレットの組成は、このペレットが予定された圧縮成形温度で熱可塑性流動性を示し、また予定された最高貯蔵温度未満の温度で凝集に抵抗するようにバランスが取られる。
請求項(抜粋):
次の(I)〜(V)を含む、予定された最高貯蔵温度よりも低い温度での凝集に抵抗性の無溶媒熱可塑性シリコーンペレットの製造方法:(I)次の(A)及び(B)をブレンドすること:(A)次の実験式で示される有機シリコーン樹脂:(R3SiO1/2)a (R2SiO2/2)b (RSiO3/2) c (SiO4/2)d(ここに、a及びdは正の数値であり、b及びcはゼロ又は正の数値であり、且つa+b+c+d=1、0≦(b+c)≦0.2であり、;Rは水素原子又はヒドロキシル基、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、オキシモ(oximo)基、アリール基、エポキシド基、カルボキシル基、エーテル基、ポリエーテル基、アミド基及びアルキルアミノ基からなる群から独立に選ばれる1価の基であり、このR基は同じであっても、異なっていてもよいが、このR基の少なくとも60モル%はメチルである。)(このオルガノシリコーン樹脂(A)は数平均分子量が2000〜15,000である);並びに(B)次の実験式で示される線状シリコーン流体:(R'3SiO1/2) x (R'2SiO2/2) y (R'SiO3/2) z(ここに、x及びyは正の数値であり、zは0又は正の数値であり、且つx+y+z=1、y/(x+y+z)≧0.8であり;R’は水素原子又はヒドロキシル基、アルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、オキシモ(oximo)基、アリール基、エポキシド基、カルボキシル基、エーテル基、ポリエーテル基、アミド基及びアルキルアミノ基からなる群から独立に選ばれる1価の基であり、このR’基は同じであっても、異なっていてもよいが、このR’基の少なくとも60モル%はメチルである。)(この線状シリコーン流体(B)は重合度が10より大きい);但し、前記ブレンディングステップ(I)は成分(A)及び(B)の均一な混合物を形成するように実施する;(II)前記成分(A)及び(B)の均一な混合物を予定された圧縮成形温度に加熱すること;(III)前記圧縮成形温度に加熱した成分(A)及び(B)の混合物を圧縮して緻密な塊を形成すること;(IV)前記緻密化した塊をペレットの形に成形すること;並びに(V)前記緻密化した塊を前記予定された最高貯蔵温度未満の温度に冷却すること;前記有機シリコーン樹脂(A)及び前記主として線状のシリコーン流体(B)は、相対量が、前記成分(A)及び(B)の実質的に均一な混合物が前記予定された圧縮成形温度で108 mPa・s(センチポアズ)未満の複素粘度(η* )を持ち;そして前記ペレットが、振動数10ラジアン/秒で測定して、前記予定された最高貯蔵温度未満で少なくとも5×107 ダイン/cm2 の動的剪断弾性率(G* )をもつように、存在する。
IPC (3件):
C08J 3/12 CFH ,  C08J 3/20 CFH ,  C08L 83/04
FI (3件):
C08J 3/12 CFH Z ,  C08J 3/20 CFH Z ,  C08L 83/04

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