穿孔位置を設定する方法および装置

発明者：
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：田中浩 (外1名)
公報種別：公表公報
出願番号（国際出願番号）：特願2000-540757
公開番号（公開出願番号）：特表2002-509750
出願日： 1999年03月30日
公開日（公表日）： 2002年04月02日
要約：

【要約】本発明は、骨折に関する少なくとも1枚の前後方向のX線写真および少なくとも1枚の横方向のX線写真を手術前に分析することによって骨折した骨組織(30)の何処に固定手段(32)を配置するかを3次元的に決定するための方法からなる。この方法は、骨折した骨組織(30)を可能な限り最良の状態で治療するために、正しい方向に骨に孔をあける工具を具えた装置(100、140、150、200)を制御するために適用され、それによって位置、距離、X線歪み等を測定する。

請求項（抜粋）：

可動アーム(52)を具えた機械(40)に取り付けられた位置決定装置(140、150)と共同して穿孔方向のマーキングを行う装置(100、200)を整列させる方法であって、上記マーキング用装置(100、200)にマーキング用ピン(122)を取り付けるステップと、上記機械(40)を動作させて上記マーキング用装置を指定されたスタート位置に移動させるステップと、マーキング用ピン(122)の移動がほぼ可動性マーキング用ピンホルダ(114、116)の断面内で行われるようにその座標系を変化させて上記機械(40)に第1の動作位置を割り当てるステップと、少なくとも4個の円形素子(154)を有する上記位置決定装置(140、150)を上記マーキング用装置(100、200)に関連して整列させるステップと、上記機械が正方形のパターンをなして指定された距離移動するときに、上記マーキング用ピン(122)の軸が各円形素子(154)と一致する方向を指すように調整された基準面に対して垂直に上記位置決定装置(140、150)の位置を設定するステップと、上記位置決定装置(140、150)を穿孔が行われる身体の部分に隣接して配置するステップと、 X線写真が撮られたときに上記4個の円形素子(154)のうちの2個が2つの直交する投影面で互いに重なり合うように、調整されたX線装置を配置するステップと、上記2個の円形素子(154)が上記機械(40)に対するスタート位置を表わすスタート位置を決定するステップと、上記X線写真をディジタル化し、決定され且つ表示された拡大率であって、上記機械のアーム(52)の動きに関連する上記拡大率を表わす、上記X線写真中における上記他の重なり合わない円形素子相互間の距離を使用するステップと、上記マーキング用ピン(122)を皮膚および筋肉を貫通して、穿孔される骨組織(30)に近い位置に導入するステップと、たとえ上記ピンおよび第2のシリンダ(116)が移動しても上記機械のアーム(52)は上記第2の動作位置の周囲で移動することができ、機械全体は患者の身体の外で移動することができるが、移動の中心は患者の身体の内部の骨の近くに止まるように、上記マーキング用ピンホルダ(114、116)が移動する必要のある距離を測定し、上記マーキング用ピンホルダが移動した距離に従って上記機械(40)に第2の動作位置を与えるステップと、上記ディジタル化されたX線写真から上記マーキング用ピン(122)に関連するマーキング用スチールピンの位置、予め設定されたマーカーまでの距離を測定し、上記マーカーの位置に対する縮尺(スケール)率を計算するステップと、上記ディジタル化されたX線写真上で骨中の穿孔の配列に対する所望の位置をマーキングするステップと、上記骨中の上記穿孔装置に対する所望の位置と上記マーキング用ピン(122)の実際の位置とを比較するステップと、拡大および縮尺に対する補正を行うステップと、上記マーキング用ピンを骨中の穿孔位置と整列させるために上記機械がそのアームを移動させなければならない距離および角度を計算するステップと、上記計算された距離および角度に従って上記機械(40)の位置を自動的に再設定するステップと、上記機械を使用して上記骨の穿孔を実施するステップと、を含むことを特徴とする上記方法。

IPC (2件)：

A61B 17/58 315 , A61B 6/00 370

FI (2件)：

A61B 17/58 315 , A61B 6/00 370

Fターム (9件)：

4C060LL09 , 4C060LL16 , 4C060MM24 , 4C093AA07 , 4C093AA25 , 4C093CA35 , 4C093EC16 , 4C093EC28 , 4C093FG13

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