特許
J-GLOBAL ID:200903030302041301

逆転防止機構付直線作動機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 祐川 尉一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-326896
公開番号(公開出願番号):特開2000-145914
出願日: 1998年11月17日
公開日(公表日): 2000年05月26日
要約:
【要約】【課題】 軸方向寸法を短くでき、部品点数が少なく製造コストを低減することのできる逆転防止機構付直線作動機を提供する。【解決手段】 ハウジング側部材に外輪6A,7Aを固定された、互いに内輪の回転がロックされる方向が逆向きの一対の一方向クラッチ内蔵軸受6,7のそれぞれの内輪6B,7Bに対し、軸受ブシュ17,18を介して、負荷伝達カラー21,22が固定されているボールねじ軸5が回転自在に支持されている。ボールねじ軸がボールナット側から圧縮方向のスラスト荷重を受けると片方の内輪6Bの回転がロックされ、摩擦カラー19を介して負荷伝達カラー21が制動され、引張方向のスラスト荷重を受けると他方の内輪7Bの回転がロックされ、摩擦カラー20を介して負荷伝達カラー22が制動されて、スラスト荷重によるボールねじ軸の回転が防止される。
請求項(抜粋):
それぞれ、外輪と内輪間に、ラジアル荷重とスラスト荷重の両方を支持可能な複数の転がり部材と、一方向のみの相対回転を可能とする複数のクラッチ部材とが軸方向に隣合うように組み込まれ、互いに内輪の回転がロックされる方向が逆向きになるようにハウジング側部材に外輪が固定されて、軸方向に対向配置された一対の一方向クラッチ内蔵軸受と、前記一対の一方向クラッチ内蔵軸受のぞれぞれの内輪に対して軸受ブシュを介して相対回転自在に貫通して支持され、回転駆動源によって正逆両方向に回転駆動されるボールねじ軸と、前記ボールねじ軸に形成されたボールねじ部に複数のボールを介して螺合されたボールナットと、前記ボールナットと一体にハウジング側に対してボールねじ軸の中心軸線回りの回転が規制された状態で、前記中心軸線方向に進退自在に支持されている作動部材と、ボールねじ軸に固定され、ボールナット側から圧縮方向のスラスト荷重を受けたときに、ボールねじが回転する方向に内輪の回転がロックされる片方の一方向クラッチ内蔵軸受の前記圧縮方向のスラスト荷重の向きと向き合う側の内輪端面と、ボールねじ軸に対して回転自在に装着された第1の摩擦カラーを挟んで一方の端面が対向し、ボールねじ軸に負荷される回転トルクと圧縮方向のスラスト荷重を第1の摩擦カラーを介して前記片方の一方向クラッチ内蔵軸受の内輪に伝達する第1の負荷伝達カラーと、ボールねじ軸に固定され、ボールナット側から引張方向のスラスト荷重を受けたときに、ボールねじが回転する方向に内輪の回転がロックされる他方の一方向クラッチ内蔵軸受の内輪の前記引張方向のスラスト荷重の向きと向き合う側の端面と、ボールねじ軸に回転自在に装着された第2の摩擦カラーを挟んで一方の端面が対向し、ボールねじ軸に作用する引張方向のスラスト荷重を第2の摩擦カラーを介して前記他方の一方向クラッチ内蔵軸受の内輪に伝達する第2の負荷伝達カラーとを備えたことを特徴とする逆転防止機構付直線作動機。
IPC (4件):
F16H 25/20 ,  B66F 3/08 ,  B66F 17/00 ,  F16H 25/22
FI (4件):
F16H 25/20 H ,  B66F 3/08 J ,  B66F 17/00 F ,  F16H 25/22 J
引用特許:
審査官引用 (2件)

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