特許
J-GLOBAL ID:200903030303262506

多重効用吸収冷凍機・冷温水機における余剰温熱利用法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉村 勝俊
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-374311
公開番号(公開出願番号):特開2003-176961
出願日: 2001年12月07日
公開日(公表日): 2003年06月27日
要約:
【要約】【課題】 系外に存在する低温排熱を利用して冷媒蒸気を生成し、低温再生器での蒸気発生負担を軽減させ、高温再生器におけるガス消費量を大幅に節減できるようにすること。【解決手段】 冷却水配管系9の冷却水9wは、凝縮器管4pから吸収器管1pに向けて流される。吸収器管1pを流通する前の温度の低い冷却水9wにより、凝縮器4内の飽和圧力が吸収器管1pを流通した後に凝縮器管4pへ流れ込む冷却水9wによって凝縮器4で発生する飽和圧力より低くなるようにしておく。温水熱交換器8において低い飽和圧力の下で吸収液8mに温水12aの潜熱回収を行わせ、これによって冷媒蒸気8sを発生させる。従って、低温再生器2における冷媒蒸気2sの生成負担を軽減でき、再生器管2pに導入される高温再生器3からの冷媒蒸気3sの量の節減が図られる。
請求項(抜粋):
吸収器、低温再生器、高温再生器、凝縮器、蒸発器、前記吸収器へ戻される吸収液が熱源として導入され吸収器から導出された吸収液を予熱する低温熱交換器、前記高温再生器から導出された吸収液が熱源として導入され高温再生器に向かう吸収液を予熱する高温熱交換器、前記吸収器の吸収器管と凝縮器の凝縮器管とが連なる冷却水配管系、系外より導入された温水と前記吸収器からもしくは低温熱交換器を経て導出された吸収液の全部または一部とを熱交換させる温水熱交換器が備えられた吸収冷凍機・冷温水機における温熱利用方法において、前記高温再生器で発生した冷媒蒸気は前記低温再生器の加熱源として吸収液に埋没する再生器管へ導出され、該再生器管の上方には発生した冷媒蒸気を前記凝縮器へ導く蒸気用空間が確保され、前記温水熱交換器には温水管と接触する吸収液から発生した蒸気を一時的に貯留すると共に凝縮器へ導出することができる蒸気溜めが確保され、加えて、該温水熱交換器内の吸収液の全部または一部を前記低温再生器または高温熱交換器を経て高温再生器へ導出できるようにされ、前記冷却水配管系では冷却水が前記凝縮器管から吸収器管に向けて流され、吸収器管を流通する前の温度の低い冷却水により、凝縮器内の飽和圧力が吸収器管を流通した後に凝縮器管へ流れ込む冷却水によって凝縮器で発生する飽和圧力より低くなるようにしておき、前記温水熱交換器においては、その蒸気溜めに前記凝縮器から及ぶ低い飽和圧力の下で吸収液に温水の潜熱回収を行わせ、これによって冷媒蒸気を発生させることにより前記低温再生器における冷媒蒸気の生成負担を軽減し、前記再生器管に導入される高温再生器からの冷媒蒸気量を低減できるようにしたことを特徴とする多重効用吸収冷凍機・冷温水機における余剰温熱利用法。
IPC (2件):
F25B 15/00 ,  F25B 15/00 303
FI (4件):
F25B 15/00 F ,  F25B 15/00 303 A ,  F25B 15/00 303 B ,  F25B 15/00 303 E
Fターム (6件):
3L093AA05 ,  3L093BB11 ,  3L093BB22 ,  3L093BB26 ,  3L093BB29 ,  3L093MM02
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 廃熱利用吸収冷温水機およびその運転方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-162861   出願人:川重冷熱工業株式会社, 東京瓦斯株式会社
  • 特開平4-116351
  • 吸収冷凍機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平11-081701   出願人:川重冷熱工業株式会社
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