特許
J-GLOBAL ID:200903030307675619

軸封部の漏洩防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 波多野 久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-306105
公開番号(公開出願番号):特開平9-144894
出願日: 1995年11月24日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】【課題】軸封部における流体の漏洩を確実に防止することができるとともに、設備構成が比較的簡素で、しかも漏洩防止のために多量の液を使用する必要もなく、また万一の漏洩事態に対しても安全に対処できる等、機能的に優れた軸封部の漏洩防止装置を提供する。【解決手段】流体機械の圧力容器部3に連通しその圧力容器部の内部流体圧を導入する大径シリンダ15室および軸封部10のランタンリング9部に連通しその内部に漏洩防止用の液体を充填した小径シリンダ室16を相反する端部側に形成した密閉形のシリンダ14と、このシリンダ内にその軸方向に沿って移動可能に挿入され軸方向各端面が各シリンダ室に対応して大端面22および小端面24とされたピストン20とを有する。ピストンの大端面に作用する圧力容器部の内部流体圧を、そのピストンの両端面の表面積差に基づいて小端面側で増幅することにより、軸封部のランタンリング部に供給される小径シリンダ室内の液体を圧力容器の内部流体圧よりも高圧に設定する。
請求項(抜粋):
流体機械の圧力容器部に配設される軸の周囲部に軸方向に沿って複数のパッキンを積層配列するとともに、このパッキンの軸方向略中間位置にランタンリングを配置してなる軸封部を、前記ランタンリング部への流体供給によって封止する軸封部の漏洩防止装置であって、前記ランタンリング部への供給流体を加圧する圧力発生機構を備え、この圧力発生機構は、前記流体機械の圧力容器部に連通しその圧力容器部の内部流体圧を導入する大径シリンダ室および前記軸封部のランタンリング部に連通しその内部に漏洩防止用の液体を充填した小径シリンダ室を相反する端部側に形成した密閉形のシリンダと、このシリンダ内にその軸方向に沿って移動可能に挿入され軸方向各端面が前記各シリンダ室に対応して大端面および小端面とされたピストンとを有し、前記ピストンの大端面に作用する前記圧力容器部の内部流体圧を、そのピストンの両端面の表面積差に基づいて小端面側で増幅することにより、前記軸封部のランタンリング部に供給される前記小径シリンダ室内の液体を前記圧力容器の内部流体圧よりも高圧に設定したことを特徴とする軸封部の漏洩防止装置。

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