特許
J-GLOBAL ID:200903030315314048

トナー調製プロセス及び顔料分散液剪断分散プロセス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-274028
公開番号(公開出願番号):特開平10-123751
出願日: 1997年10月07日
公開日(公表日): 1998年05月15日
要約:
【要約】【課題】 優れた顔料分散度及び狭いGSD を有するトナー組成物の調製のための単純且つ経済的なプロセスを提供する。【解決手段】 (i) ノニオン界面活性剤及びカチオン界面活性剤を含む水性混合物中に、オレフィン非極性モノマー、カチオンオレフィンモノマー、カチオンフリーラジカル開始剤及び連鎖移動剤を含むカチオン乳剤樹脂ラテックスを用意し、この混合物を約60°C〜約95°Cで加熱し、(ii)カチオンラテックスのpHを、約10〜約14に調節し、(iii) 着色剤、アニオン界面活性剤及び電荷制御剤を含む分散液を用意し、(iv)(ii)のラテックスと共にこの着色剤分散液を剪断力をかけて分散し、樹脂のTgより低温で加熱し、静電気的に結合したトナーサイズの凝集体を形成し、カチオン界面活性剤を加えてこのトナー凝集体のサイズを安定化させ、(v) 静電気的に結合したトナーサイズ凝集体を樹脂のTgより高温に加熱し、凝結したトナー粒子を形成し、濾過、洗浄、乾燥してトナーを得る。
請求項(抜粋):
トナーの調製プロセスであって、(i) ノニオン界面活性剤及びカチオン界面活性剤を含む水性混合物中に、少なくとも一つのオレフィン非極性モノマー、カチオンオレフィンモノマー、カチオンフリーラジカル開始剤及び必要に応じて連鎖移動剤を含むカチオン乳剤樹脂ラテックスを調製又は用意し、この混合物を約60°C〜約95°Cで加熱し、(ii) 前記カチオンラテックスのpHを、塩基を添加することによって約10〜約14に調節し、(iii) 着色剤、アニオン界面活性剤及び必要に応じて電荷制御剤を含む着色剤分散液を調製又は用意し、(iv) (ii)のpH調節されたラテックスと一緒に前記着色剤分散液を剪断力をかけて分散し、ほぼ樹脂のTgより低温で加熱し、静電気的に結合したトナーサイズの凝集体を形成し、必要に応じてカチオン界面活性剤を加えてこのトナー凝集体のサイズを安定化させ、(v) 前記静電気的に結合したトナーサイズ凝集体をほぼ樹脂のTgより高温に加熱し、凝結したトナー粒子を形成した後、得られたトナーを必要に応じて濾過し、洗浄し、乾燥してトナーを得る、トナー調製プロセス。

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