特許
J-GLOBAL ID:200903030325111889

深絞り性と溶接性に優れた中炭素冷延鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 穂上 照忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-039295
公開番号(公開出願番号):特開平5-239553
出願日: 1992年02月26日
公開日(公表日): 1993年09月17日
要約:
【要約】【目的】軟質で深絞り性、溶接性に優れた中炭素質鋼板を製造する。【構成】下記(1) の化学組成の中炭素鋼を素材として、下記(2) の工程で処理する加工性および溶接性の優れた冷延鋼板の製造方法。(1) C:0.20〜0.40%、Si:0.05〜2.00%、Mn:0.05〜0.50%、P:0.015 %以下、S:0.010 %以下、sol.Al:0.05〜1.00%、B:0.0003〜0.0050%、N:0.002 〜0.005 %、さらに必要に応じてNi:2.00%以下または/およびCa:0.001 〜0.01%を含み、残部がFeおよび不可避不純物の鋼。(2) 処理工程。?@ 1100 °C以上の温度域で1時間以上均熱した後、700 °C以上の温度域で仕上げる熱間圧延工程。?A熱間圧延終了後 400〜650 °Cの温度域まで 5〜50°C/secの冷却速度で冷却して巻き取る工程。?B巻き取った熱延鋼板を 600°C〜 Ac1点の温度域で6時間以上均熱する工程。?C10〜85%の冷間圧延と 600°C〜 Ac1点の温度域で1時間以上均熱する箱焼鈍を少なくとも1回行う工程。
請求項(抜粋):
重量%で、C:0.20〜0.40%、Si:0.05〜2.00%、Mn:0.05〜0.50%、P:0.015 %以下、S:0.010 %以下、sol.Al:0.05〜1.00%、B:0.0003〜0.0050%、N:0.002 〜0.005 %で、残部が実質的にFeおよび不可避的不純物からなる中炭素鋼を素材とし、1100°C以上の温度域で1時間以上均熱した後、圧延終了温度を 700°C以上として熱間圧延し、 400〜650 °Cの温度域まで5〜50°C/secの冷却速度で冷却して巻取り、次いで 600°C〜 Ac1点の温度域で6時間以上均熱して鋼組織をフェライトと黒鉛、あるいはフェライトとセメンタイトと黒鉛の複合組織とし、引続き10〜85%の加工率の冷間圧延と 600°Cから Ac1変態点までの温度域で1時間以上均熱する箱焼鈍を少なくとも各1回施すことを特徴とする深絞り性と溶接性に優れた中炭素冷延鋼板の製造方法。
IPC (4件):
C21D 9/48 ,  C21D 8/04 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/06

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