特許
J-GLOBAL ID:200903030332566654

電子負荷装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-168368
公開番号(公開出願番号):特開平8-029469
出願日: 1994年07月20日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】【目的】 外部電源によらずに動作する所謂無電源方式の電子負荷装置であって、高精度の定抵抗負荷試験と定電流負荷試験を実現する電子負荷装置を提供する。【構成】 被試験装置に接続される入力端子(1,2) に整流回路(3,4) が接続され、電源回路(20,21,22) が整流回路(3,4) を介して被試験装置から得られる電力により内部回路を動作させる電源電圧VDD,VEEを形成する。入力端子(1,2) 間には、MOSFET(6,7) と抵抗(8,9) が接続され、抵抗(8,9) の接続点(P1)が電子負荷装置の共通グランド(GND) に接続されている。可変分圧回路(14)は入力端子(1,2) 間の電圧VIN絶対値に比例した分圧電圧VSPを発生し、可変電圧回路(18)は所望の直流電圧Vref を発生する。切替えスイッチ(SW)を切替え操作して、加算器(OP1,OP2) に分圧電圧VSPを印加すると定抵抗負荷試験、直流電圧Vref を印加すると定電流負荷試験のモードとなる。
請求項(抜粋):
被試験装置に擬似的な定抵抗負荷を接続する電子負荷装置において、前記被試験装置の任意の試験接点に接続するための1対の入力端子と、前記入力端子間に接続される整流回路と、前記入力端子間に発生する電圧を、設定された分圧比で分圧することにより分圧電圧を発生する可変分圧回路と、前記一方の入力端子にドレインが接続され、ソースが第1の抵抗を介して共通グランドに接続された第1のトランジスタと、前記他方の入力端子にドレインが接続され、ソースが第2の抵抗を介して共通グランドに接続された第2のトランジスタと、前記第1のトランジスタのドレインソース路を流れるドレインソース電流により前記第2の抵抗に発生する負電圧と、前記可変分圧回路の分圧電圧とを加算演算して、この差分電圧が前記共通グランドの電圧と等しくなるように前記第1のトランジスタのドレインソース電流を制御するゲート電圧を前記第1のトランジスタのゲートに印加する第1の加算器と、前記第2のトランジスタのドレインソース路を流れるドレインソース電流により前記第1の抵抗に発生する負電圧と、前記可変分圧回路の分圧電圧とを加算演算して、この差分電圧が前記共通グランドの電圧と等しくなるように前記第2のトランジスタのドレインソース電流を制御するゲート電圧を前記第2のトランジスタのゲートに印加する第2の加算器と、前記整流回路に発生する整流電圧から前記第1,第2の差動増幅器及び可変分圧回路を作動させるための正電源電圧及び負電源電圧を形成する電源回路と、を具備することを特徴とする電子負荷装置。

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