特許
J-GLOBAL ID:200903030335405848

歪み及び温度測定が可能な単一の回折格子を用いた埋封型光学センサ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-523608
公開番号(公開出願番号):特表平9-510293
出願日: 1995年03月08日
公開日(公表日): 1997年10月14日
要約:
【要約】埋封型光学センサは、複数の層(10〜20)と、ファイバ回折格子(28)と、を有するオプティカルファイバ(21)を有している。このファイバは、また、上記層のうちの(10,12)の間に配設されている。上記層(10〜20)は、フィラメント(22)と、樹脂(24)と、を有しており、これらは、それぞれ異なった熱膨張係数を有しているとともに、上記フィラメント(22)は、上記ファイバ(21)内の上記回折格子(28)を取り囲んでいる樹脂リッチ層の形状を通して作用する不等方残留応力を生じさせるように配列されている。上記不等方の横方向残留応力は、上記回折格子(28)内に複屈折を生じさせて、上記回折格子(28)が、所定する分だけ分離し、かつ、異なった偏光軸に沿った2つの波長を有する光(32)を反射させるようにしている。上記波長分離と上記分離の平均波長は、温度及び歪みに対して異なった応答性を有しているため、単一の回折格子を用いても温度と、歪みと、を独立して測定することができる。上記複屈折は、隣接する層(10,12)のフィラメント(22)が、上記ファイバ(21)の長手方向軸(Z-軸)に対して90°に配列されている場合に最大となる。
請求項(抜粋):
入射光を規制し、かつ、戻り光を規制するための光学的導波路と、 前記入射光の光路内において前記導波路内に配設され、前記入射光の一部を反射するようになっているとともに、第一の横方向軸と、前記第一の横方向軸に垂直な第二の横方向軸と、を有する少なくとも一つの反射要素と、を有しており、かつ、前記第一の横方向軸と前記第二の横方向軸とは双方とも、長手方向軸に対して垂直であり、 前記反射要素に対して複数の力を加えて、前記反射要素内に不等方横方向歪みを加えるようになっている横方向応力手段と、を有しており、 前記不等方横方向歪みは、前記反射要素内に複屈折を生じさせるとともに、温度により前記不均等横方向歪みが変化すると、前記複屈折が変化するようになっており、 前記複屈折は、前記反射要素の第一偏光軸に沿っている前記反射要素波長の第一ピークを与え、かつ、前記反射要素の第二の偏光軸に沿った前記反射要素波長の第二ピークを与え、 前記第一ピークと前記第二ピークとの間には波長差が存在することによって波長間隔が形成されていて、かつ、前記第一ピークと前記第二ピークとの間の中間が平均波長とされ、 さらに、上記波長間隔は、温度と、歪みと、に応答性を有していて、この応答性は、上記平均波長に対する応答性とは異なっているため、温度測定と、歪み測定と、を上記単一の反射要素によっても独立して行うことが可能な埋封型光学センサ。
IPC (4件):
G01D 21/02 ,  G01B 11/16 ,  G01K 11/12 ,  G01L 1/24
FI (4件):
G01D 21/02 ,  G01B 11/16 G ,  G01K 11/12 F ,  G01L 1/24

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