特許
J-GLOBAL ID:200903030350905652
アクリル酸製造用触媒の製法
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-294327
公開番号(公開出願番号):特開平8-206504
出願日: 1995年11月13日
公開日(公表日): 1996年08月13日
要約:
【要約】【目的】 一般式(I):MoaVbWcCudXeYfZgOh(X=SbまたはSn、Y=Mg、Ca、SrまたはBa、Z=Ti、ZrまたはCe)で示されるアクリル酸製造用触媒であって、活性、選択性および寿命に優れ、長期にわたって安定した性能を示す触媒の製造方法を提供する。【構成】 バナジウム、銅、アンチモンおよびスズの供給源に関し、(下記の(イ)および/または(ロ))と(下記の(ハ)および/または(ニ))との組合せ条件下に触媒を調製する。(イ)バナジウムの供給源としてメタバナジン酸アンモニウムおよびバナジウムの価数が0より大きく5未満のバナジウム酸化物の少なくとも一種を使用する。(ロ)銅の供給源として硝酸銅および銅の価数が0より大きく2未満の銅酸化物の少なくとも一種を使用する。(ハ)アンチモンの供給源の少なくとも一部としてアンチモンの価数が0より大きく5未満のアンチモン酸化物の少なくとも一種を使用する。(ニ)スズの供給源の少なくとも一部としてスズの価数が0より大きく4未満のスズ酸化物の少なくとも一種を使用する。
請求項(抜粋):
アクロレインまたはアクロレイン含有ガスを気相にて分子状酸素または分子状酸素含有ガスにより酸化してアクリル酸を製造するための、下記一般式(I):Mo<SB>a</SB>V<SB>b</SB>W<SB>c</SB>Cu<SB>d</SB>X<SB>e</SB>Y<SB>f</SB>Z<SB>g</SB>O<SB>h</SB> (I)(式中、Moはモリブデン、Vはバナジウム、Wはタングステン、Cuは銅、Xはアンチモンおよびスズから選ばれた少なくとも一種の元素、Yはマグネシウム、カルシウム、ストロンチウムおよびバリウムから選ばれた少なくとも一種の元素、Zはチタン、ジルコニウムおよびセリウムから選ばれた少なくとも一種の元素、そしてOは酸素であり、a、b、c、d、e、f、gおよびhは、Mo、V、W、Cu、X、Y、ZおよびOの原子数を表し、a=12のとき、2≦b≦14、0≦c≦12、0<d≦6、0<e≦5、0≦f≦3、0≦g≦10であり、hは各々の元素の酸化状態によって定まる数値をとる)で表されるモリブデン-バナジウム系酸化物触媒を製造するに際して、バナジウム、銅、アンチモンおよびスズの供給源に関し、バナジウムの供給源としてメタバナジン酸アンモニウムを用い(但し、下記の(イ)を含む組合せの場合は除く)、また銅の供給源として硝酸銅を用い(但し、下記の(ロ)を含む組合せの場合は除く)、かつ下記の(イ)および(ロ)から選ばれた少なくとも1つと下記の(ハ)および(ニ)から選ばれた少なくとも1つを組み合わせた条件下に触媒の調製を行うことを特徴とするアクリル酸製造用触媒の製造方法。(イ)バナジウムの供給源としてメタバナジン酸アンモニウムおよびバナジウムの価数が0より大きく5未満のバナジウム酸化物の少なくとも一種を使用する。(ロ)銅の供給源として硝酸銅および銅の価数が0より大きく2未満の銅酸化物の少なくとも一種を使用する。(ハ)アンチモンの供給源の少なくとも一部としてアンチモンの価数が0より大きく5未満のアンチモン酸化物の少なくとも一種を使用する。(ニ)スズの供給源の少なくとも一部としてスズの価数が0より大きく4未満のスズ酸化物の少なくとも一種を使用する。
IPC (4件):
B01J 23/88
, B01J 37/08
, C07C 57/055
, C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (2件)
-
特開昭47-008360
-
特公昭45-030698
前のページに戻る