特許
J-GLOBAL ID:200903030369132247

プラントの運転制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-356649
公開番号(公開出願番号):特開平11-182209
出願日: 1997年12月25日
公開日(公表日): 1999年07月06日
要約:
【要約】【課題】火力発電プラントの干渉系である複数の動的フィードフォワード制御信号は調整が難しく、目的とする制御精度が得られ難い。【解決手段】発生蒸気の流路の一箇所または複数箇所に温度を測定する蒸気温度測定手段で計測した蒸気温度の測定値についての特徴量に基づいて、複数の制御対象に対するフィードフォワード制御信号の変更量がそれぞれ前記制御対象の一部には作用するが残りの制御対象への作用を小さくするように前記フィードフォワード制御信号の変更量を修正する非干渉化手段とを具備する。
請求項(抜粋):
燃料を燃焼させて生じる燃焼ガスと供給水とを熱交換して供給水を蒸発させる蒸気発生手段と、該蒸気発生手段で蒸発した蒸気を前記燃焼ガスと熱交換して昇温する過熱器と、該過熱蒸気により駆動する第1の蒸気タービンと、該蒸気タービンを駆動して温度が低下した蒸気を前記燃焼ガスと熱交換して再び昇温する再熱器と、該再熱器を通過後の蒸気で駆動する第2の蒸気タービンと、前記蒸気発生手段への燃料供給手段と、前記過熱器の少なくとも一つと前記再熱器の少なくとも一つとに接触する前記燃焼ガスの流量を変化させる燃焼ガス流量調整手段とを備え、前記プラントの負荷変化時に該プラントの動的特性に応じたフィードフォワード制御信号を用いて所定のプロセス量を所望の値に制御する火力発電プラントの運転制御装置において、前記過熱器及び再熱器の入口または出口の位置における蒸気温度を計測する複数の蒸気温度測定手段、または前記第1及び第2の蒸気タービンの入口の位置における蒸気温度測定手段を備え、該蒸気温度測定手段で計測した過熱器または再熱器または前記第1及び第2の蒸気タービンの入口の蒸気温度からそれぞれの蒸気温度の特徴量を算出する手段と、該特徴量に基づいて制御対象である前記燃料供給手段と前記燃焼ガス流量調整手段のそれぞれに対する前記フィードフォワード制御信号または該制御信号の変更量を算出する手段と、該フィードフォワード制御信号または制御信号の変更量がそれぞれ前記制御対象の一方には作用するが他方への作用を小さくするように前記フィードフォワード制御信号または制御信号の変更量を修正する非干渉化手段と、を具備することを特徴とするプラントの運転制御装置。
IPC (3件):
F01K 7/24 ,  F01D 17/24 ,  F01K 13/02
FI (3件):
F01K 7/24 Z ,  F01D 17/24 K ,  F01K 13/02 G

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