特許
J-GLOBAL ID:200903030452848173

ガス遮断器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木内 光春
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-074500
公開番号(公開出願番号):特開平9-265878
出願日: 1996年03月28日
公開日(公表日): 1997年10月07日
要約:
【要約】【課題】 パッファシリンダの駆動力の低減を図って、消費エネルギーの省力化と機器の小形化に貢献するガス遮断器を提供する。【解決手段】 パッファシリンダ2内にはその空間を蓄圧室15と圧縮室16とに区切る区切り板10が設けられる。区切り板10には蓄圧室15および圧縮室16を連通させる連通穴11が形成される。また操作ロッド1の側面には蓄圧室15と操作ロッド1内とを連通させる第1排気穴13と、容器内の空間25と操作ロッド1内とを連通させる第2排気穴14とが形成される。さらに操作ロッド1に対して摺動自在な摺動円筒部9が設けられる。摺動円筒部9は、遮断動作初期に第2排気穴14を塞ぐと共に第1排気穴13を開け、遮断動作後期に第1排気穴13を塞ぐと共に第2排気穴14を開けるように構成される。
請求項(抜粋):
消弧性ガスを封入した容器内には操作機構部からの駆動力を受けて可動する中空の操作ロッドが設けられ、この操作ロッドには該操作ロッドと同軸状で且つ操作ロッドを包囲するようにしてパッファシリンダが固定され、前記操作ロッドの先端部には可動電極部が取付けられ、この可動電極部に対向して固定電極部が配置され、前記パッファシリンダの前記固定電極部側の端部にはガス流路を保持しつつ前記可動電極部を包囲するようにして絶縁ノズルが固定され、前記絶縁ノズルのガス流路と前記パッファシリンダ内とが連通され、さらに前記操作ロッドと前記パッファシリンダとの間には前記容器側に支持されたパッファピストンが摺動自在に挿入され、前記操作ロッドの動作により前記可動電極部が前記固定電極部に接触する投入動作と、前記可動電極部が前記固定電極部から離れる遮断動作を行うように構成されたガス遮断器において、前記パッファシリンダ内には該パッファシリンダ内の空間を蓄圧室と圧縮室とに区切る区切り板が設けられ、前記蓄圧室は前記操作ロッドの先端部側に配置され、前記圧縮室は前記操作ロッドの基端部側に配置されて前記パッファピストンが挿入され、前記操作ロッドの側面において前記蓄圧室側には該蓄圧室と前記操作ロッドの中空部とを連通させるための第1排気穴が形成され、前記操作ロッドの側面において前記区切り板よりも前記操作ロッドの基端部側には前記容器内の空間と前記操作ロッドの中空部とを連通させるための第2排気穴が形成され、前記容器側には前記操作ロッドに対して摺動自在な摺動円筒部が支持され、前記摺動円筒部は、遮断動作の初期には前記第2排気穴を塞ぐと共に前記第1排気穴を開け、遮断動作の後期には前記第1排気穴を塞ぐと共に前記第2排気穴を開けるように構成され、前記区切り板には前記蓄圧室および前記圧縮室を連通させるための連通穴と前記摺動円筒部が通過可能な通過穴とが形成されたことを特徴とするガス遮断器。

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