特許
J-GLOBAL ID:200903030492586171

振動モータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 一 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-240525
公開番号(公開出願番号):特開平7-075352
出願日: 1993年08月31日
公開日(公表日): 1995年03月17日
要約:
【要約】【目的】 放熱特性が良好であり、かつ大きな駆動力を得ることができる振動モータを提供すること。【構成】 ステータ部40は、2つの圧電素子42,44と、これらの圧電素子を3分割してそれぞれに3相の高周波交流電圧を印加するための2つの電極板46,48と、さらに外側からこれらを挟持するように配置された第1および第2の金属ブロック体50,52と、金属ブロック体を締め付けるための結合ボルト54とを含む。第1および第3の金属ブロック体50,52のほぼ中央には、1あるいは複数本の斜めスリット溝が形成されている。圧電素子42,44によりステータ部40の全体に曲げ振動を発生させると、縦スリット溝70が曲げられ、この曲げられた縦スリット溝70にロータ回転軸方向の振動が加わると、ロータ回転方向の捩り振動が発生する。これにより、ステータ部40のロータ接触面60上に生じる楕円振動も増幅され、大きな駆動力が得られる。
請求項(抜粋):
ステータ部およびロータ部を有する振動モータにおいて、前記ステータ部は、前記ロータ部の回転軸方向に分極された1枚またはそれ以上の圧電素子と、前記圧電素子の表面を前記ロータ部の回転方向に分割し、各分割領域を異なる電圧印加領域とするとともに、各電圧印加領域に多相の高周波交流電圧が印加される電極と、前記圧電素子を挟持するようにその両側に取り付け固定されており、前記ロータ部の回転軸に平行な1本あるいは複数本の縦スリット溝が、少なくとも一方の表面に形成された第1のブロック体および第2のブロック体と、を備え、前記各電圧印加領域に対応する前記圧電素子を振動させることにより、前記ステータ部のロータ接触面に接する前記ロータ部を回転駆動することを特徴とする振動モータ。

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