特許
J-GLOBAL ID:200903030533373358

ビタビ検出器、信号処理回路、記録再生装置および情報処理システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 有近 紳志郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-325364
公開番号(公開出願番号):特開2001-144633
出願日: 1999年11月16日
公開日(公表日): 2001年05月25日
要約:
【要約】【課題】 消費電力を削減する。【解決手段】 ビタビアルゴリズムに基づいて尤度計算を実行し、復号値系列を推定し、それらをパスメモリ(630〜633)に格納する際、パスメモリ(630〜633)の各段に保持している値から生き残りパスが収束しているか否か収束判定器(660)で判定し、収束していると判定した場合は、収束している時点より以前の情報を格納するパスメモリ(630〜633)のうち、任意に(ただし固定的に)選んだ1つのパスメモリ(630)を除いて動作を止める。そして、その動作を止めなかったパスメモリ(630)の出力を復号結果として出力する。【効果】 生き残りパスが収束しているパスメモリの動作を止めるので、消費電力を削減できる。
請求項(抜粋):
離散時刻系において時刻t(但し、tは2以上の自然数)での符号値と時刻(t-1)での状態とにより時刻tでの状態が定まるN個(Nは2以上の自然数)の状態を有し、各々の状態は1ビットまたは複数ビットで表現されるような系であって、時刻(t-1)における状態から時刻tにおける状態への状態遷移によって時刻tにおける復号値が定まる特性を有する符号を対象とし、符号値系列に対して誤差が重畳されている入力値系列より復号値系列を定めるビタビ検出器であって、N個の各状態に対応して各々設けられた複数の生き残りパス算出手段と、複数のパスメモリとを有し、前記各生き残りパス算出手段は、n番目の状態があることを前提として、当該前提としたn番目の状態に至る複数の状態遷移の経路のうち最も確からしい状態遷移の経路を、各状態遷移の経路をもたらす符号値系列と入力値系列との相違に基づいて、n番目の状態へ至る生き残りパスとして推定し、それと共に推定した生き残りパスの確からしさをパスメトリックとして算出し、前記各パスメモリは、時刻tにおける生き残りパスを推定した際に、当該推定された生き残りパスにより定まる時刻tにおける復号値と、当該パスメモリもしくは他のパスメモリに格納されている(t-1)番目から(t-k)(但し、kは2以上の整数)番目の復号値よりなる復号値系列を組み合わせて、当該推定された生き残りパスにより定まる時刻tから時刻(t-k)の復号値よりなる復号値系列を生成し、生成した復号値系列中の時刻tから時刻(t-k+1)番目の復号値よりなる復号値系列を格納する際に、全てのパスメモリが保持している値から生き残りパスが収束していることかどうかを判定し、生き残りパスが収束していると判定された場合は、収束している時点より以前の情報を格納するパスメモリのうち、任意に(ただし固定的に)選んだ1つのパスメモリを除いて動作を止め、生き残りパスが収束していないと判定された場合は、全てのパスメモリを動かし続け、その際に、生き残りパスの収束状態を格納するレジスタを設け、そこに収束状態を各時刻毎に書き込み、各パスメモリが出力する各時刻(t-k)における復号値のうち、前記動作を止めなかったパスメモリの出力を復号結果として出力することを特徴とするビタビ検出器。
IPC (4件):
H03M 13/41 ,  G06F 11/10 330 ,  G11B 20/10 321 ,  G11B 20/18 544
FI (4件):
H03M 13/41 ,  G06F 11/10 330 N ,  G11B 20/10 321 A ,  G11B 20/18 544 A
Fターム (15件):
5B001AA10 ,  5B001AB05 ,  5B001AC03 ,  5B001AD04 ,  5D044FG01 ,  5D044GL31 ,  5D044GL32 ,  5J065AA01 ,  5J065AB01 ,  5J065AC02 ,  5J065AD10 ,  5J065AE06 ,  5J065AF03 ,  5J065AG05 ,  5J065AH23

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