特許
J-GLOBAL ID:200903030542260400

移動通信システムの遅延時間調整方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-207937
公開番号(公開出願番号):特開平9-055979
出願日: 1995年08月15日
公開日(公表日): 1997年02月25日
要約:
【要約】【課題】無線信号の送信タイミング調整のための遅延時間測定に使用する回線伝送路および無線伝送路の占有時間,および中央局の信号処理負荷を低減する。【解決手段】中央局1は遅延測定命令信号S1mを遅延時間Diだけ遅らせて回線伝送路4iおよび指定の無線基地局2iに送出する。回線伝送路4iから自己宛ての遅延測定命令信号S1mを受けると、無線基地局2iは折り返し信号S1rを回線伝送路4iを介して中央局1に送り返す。中央局1は、折り返し信号S1rを受信し、また遅延測定命令信号S1mの送出から折り返し信号S1rの受信までの信号伝送時間Tiを測定する。中央局1はこの信号伝送時間Tiの測定を無線基地局2の全てに対して一斉に行うことができる。無線基地局2が送信する無線信号S2の送信タイミングが同期するように、中央局1は測定した信号伝送時間Tiに基づいて遅延時間Diを設定あるいは更新する。
請求項(抜粋):
複数の無線ゾーンにそれぞれ配置され送信タイミングが互いに同期した無線信号を用いて圏内の移動局と通信を行う無線基地局と、回線伝送路によって前記無線基地局の各各をそれぞれ結ぶ中央局とを備え、前記無線基地局の各各が、前記中央局から前記回線伝送路を介してそれぞれ送られた所定信号を前記無線信号に変換して送信する移動通信システムの遅延時間調整方式において、前記中央局が、宛先の無線基地局を指定した前記所定信号および遅延測定命令信号を対応する前記回線伝送路に前記無線基地局の各各ごとに設定した遅延時間だけ遅らせてそれぞれ送出する信号送出手段と、前記無線基地局の各各からの折り返し信号を前記回線伝送路を介してそれぞれ受信する折り返し信号受信手段と、前記遅延測定命令信号の前記回線伝送路への供給から前記折り返し信号受信手段による前記折り返し信号の受信までの信号伝送時間を前記無線基地局の各各ごとに測定する信号伝送時間測定手段と、前記無線基地局の各各から送信する前記無線信号の送信タイミングが同期するように,前記信号送出手段に設定する前記遅延時間を測定された前記信号伝送時間に基づいて更新する遅延時間管理手段とを備え、前記無線基地局の各各が、前記回線伝送路から自己宛ての前記遅延測定命令信号を受けると、この遅延測定命令信号を前記折り返し信号として前記回線伝送路を介して前記中央局に送り返す回線切り替え手段を備えることを特徴とする移動通信システムの遅延時間調整方式。
IPC (3件):
H04Q 7/36 ,  H04J 3/06 ,  H04L 7/00
FI (3件):
H04B 7/26 104 A ,  H04J 3/06 D ,  H04L 7/00 Z
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-232633
  • 特開平3-224325

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