特許
J-GLOBAL ID:200903030573368918

蛍光画像の分析処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 吉武 賢次 ,  永井 浩之 ,  岡田 淳平 ,  勝沼 宏仁
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-324308
公開番号(公開出願番号):特開2009-148568
出願日: 2008年12月19日
公開日(公表日): 2009年07月09日
要約:
【課題】腫瘍組織の境界を定量的、客観的、かつ再現性を有するように決定する方法を提供し、これによって、外科医の主観的な認知および経験を介在させないようにする。【解決手段】蛍光画像10を分析および処理するための方法であって、照射された手術領域20において、腫瘍組織22から放射された蛍光が画像検出装置により検出され、そして画像処理システムへと転送される。最大強度が決定された後、画像処理システムは、最大強度に対して所定の比率を有する値として閾値を決定する。画像処理における基礎的な形態学的演算を利用することにより、閾値よりも上の強度を有する腫瘍組織22と、閾値よりも下の強度を有する正常組織21とを分離する境界強度ライン25が生成され、そしてスペクトル線画像の中に表示される。この場合、スペクトル線画像が蛍光画像10に重ねられていてもよい。【選択図】図3
請求項(抜粋):
外科手術の際に用いられる医療用顕微鏡により蛍光画像を分析および処理するための分析処理方法において、 励起装置(1)からの紫外線放射により手術領域(20)が照射される工程と、 画像検出装置(2)がディジタル蛍光画像(10)を記録し、記録されたディジタル蛍光画像(10)を画像処理システム(3)へ転送する工程と、 赤色波長帯(R)が蛍光画像(10)から抽出される工程と、 最大強度(26)が確定される工程と、 最大強度(26)に対して一定の比率を有する値として閾値が決定される工程と、 確定された閾値よりも上の強度を有する画素からなる腫瘍組織領域(27)を囲む境界強度ライン(25)が決定される工程と、 腫瘍組織領域(27)の境界強度ライン(25)を含むスペクトル線画像(11)が計算される工程と、 表示装置(4)においてスペクトル線画像(11)が蛍光画像(10)に重ねられる工程と、を備え、 境界強度ライン(25)により囲まれていない領域が正常組織領域(23)として定義されることを特徴とする蛍光画像の分析処理方法。
IPC (2件):
A61B 19/00 ,  G01N 21/64
FI (2件):
A61B19/00 508 ,  G01N21/64 F
Fターム (13件):
2G043AA03 ,  2G043BA16 ,  2G043DA01 ,  2G043EA01 ,  2G043FA01 ,  2G043JA02 ,  2G043KA02 ,  2G043KA03 ,  2G043KA05 ,  2G043KA09 ,  2G043LA03 ,  2G043NA05 ,  2G043NA06
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 独国特許出願公開第202005021111号明細書

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