特許
J-GLOBAL ID:200903030604846260

内面腐食判別装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森山 哲夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-066127
公開番号(公開出願番号):特開平6-258301
出願日: 1993年03月02日
公開日(公表日): 1994年09月16日
要約:
【要約】【目的】 被検査物10の内面10bの腐食状況を、外面10aから超音波を用いて定量的に判別する。【構成】 外面10aから内面10bに向けて超音波を垂直に送信し、内面10bと外面10aでそれぞれ反射させ、超音波受信手段14で繰り返して反射波を受信して波形データを求める。予め、内面が健全であるものから得られた多数個の波形データから、健全データ演算手段22により、それぞれに複数回の反射波のピーク値を対数変換して回帰直線を表わす複数個の変数を求め、変数毎に信頼区間を算出する。内面の状況が不明な被検査物10から得られた波形データから、被検査データ演算手段24で回帰直線を表わす変数を算出する。そして、判別手段26でこの変数が信頼区間内に含まれるか否かを判別する。信頼区間内であれば、内面10bは健全であり、信頼区間に含まれなければ、内面10bは腐食されていると判別し得る。
請求項(抜粋):
パルス状の超音波を被検査物の外面から内面に向けて送信する超音波送信手段と、内面で反射された前記超音波の反射波を受信する超音波受信手段と、前記超音波受信手段で受信され、前記外面と内面で繰り返し反射されて複数回の反射波からなる波形データを、A/D変換するA/D変換手段と、A/D変換された前記波形データを記憶する波形データ記憶手段と、予め、内面が健全な被検査物またはその相当物から得られた複数個の波形データから、各波形データ毎に、複数回の反射波の各ピーク値を検出し、これらのピーク値を対数変換し、対数変換されたデータから回帰直線を作成し、この回帰直線を表わす複数個の変数を算出し、さらに複数個の波形データからそれぞれに得られた複数個の変数毎に、平均値と標準偏差および信頼区間を算出し、それらのデータを記憶する健全データ演算手段と、内面の状況が不明な被検査物から得られた波形データから、複数回の反射波の各ピーク値を検出し、これらのピーク値を対数変換し、対数変換されたデータから回帰直線を作成し、この回帰直線を表わす複数個の変数を算出し、これらを記憶する被検査データ演算手段と、各変数毎に、前記健全データ演算手段に記憶された信頼区間と、前記被検査データ演算手段で得られた変数とを比較し、前記信頼区間内に前記被検査データ演算手段で得られた変数が含まれる程度により被検査物の内面が健全であるか腐食されているかを判別する判別手段と、この判別手段による結果を表示する表示手段と、からなることを特徴とする内面腐食判別装置。
IPC (2件):
G01N 29/22 501 ,  G01B 17/02

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