特許
J-GLOBAL ID:200903030631226118

難着雪送電線及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鵜沼 辰之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-223630
公開番号(公開出願番号):特開2000-040422
出願日: 1998年07月23日
公開日(公表日): 2000年02月08日
要約:
【要約】【課題】 アルミニウムより線からなる送電線で、降雪期に断線あるいは鉄塔到壊をも引き起こす着雪を防止するに好適な難着雪送電線を提供する。【解決手段】 難着雪送電線は、アルミニウム素線20表面に、大きさ数μmのマクロ凹凸をもつエッチング層21を形成し、該層21上に大きさ0.1〜0.2μmのミクロ凹凸で有効表面拡大率800倍以上となるアルミニウム水和酸化物層22を形成し、さらに該層22上に臨界表面張力が20dyn/cm以下の含フッ素シラン化合物を水和酸化物に化学吸着させてパーフルオロカーボン基(CF3基)を密に配向させた超撥水性被膜23を形成し、上記処理した素線20をより線にしたものである。
請求項(抜粋):
アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる複数の素線をよりこんだ送電線において、各素線表面には数マイクロメートルから数百マイクロメートルの大きさのマクロ凹凸が形成され、該マクロ凹凸表面上にナノメートルオーダーから数マイクロメートルの大きさのミクロ凹凸を有する水和酸化物が形成され、さらに該ミクロ凹凸表面に臨界表面張力が20 dyn/cm以下の疎水基を有する含フッ素シラン化合物からなる撥水性被膜が被覆されており、且つ前記素線表面が滑らかであるとして求めた表面積に対する前記ミクロ凹凸面の表面積の比を示す有効面積拡大率が800ないし数千であることを特徴とする難着雪送電線。
Fターム (3件):
5G307EC01 ,  5G307EC06 ,  5G307EF04

前のページに戻る