特許
J-GLOBAL ID:200903030660034716

単一容器内での逆転写酵素介在二段階遺伝子増幅反応によるRNA遺伝子の増幅検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 久保田 耕平 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-222184
公開番号(公開出願番号):特開平6-046900
出願日: 1992年07月29日
公開日(公表日): 1994年02月22日
要約:
【要約】【構成】 本発明は、単一容器内でRNA抽出、cDNA合成、第1及び第2ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)によるDNA増幅の全工程を実施し、次いで増幅DNAを検出するRNAウイルス由来遺伝子の増幅・検出方法に関する。この方法の特徴は、蛋白質分解酵素の存在下でRNA抽出を行うこと、および、第1プライマーと第2プライマーの長さ、存在比、アニーリング温度を調節してPCRを実施することにある。【効果】コンタミネーションの危険性が減少し、分析結果の信頼性、再現性が上昇する。
請求項(抜粋):
RNAウイルス由来遺伝子を増幅し、検出するための方法であって、RNAウイルスを含有する検体を、ウイルス破壊可能な蛋白質分解酵素の存在下に処理してウイルスRNAを露出させ、次いで熱処理により該蛋白質分解酵素を失活させる第1段階、Tm値45以上の第1PCR用アンチセンスプライマーの存在下、該ウイルスRNAに逆転写酵素を作用して該RNAに対するcDNAを合成する第2段階、耐熱性DNAポリメラーゼの存在下、並びに、Tm値45以上の第1PCR用センスプライマーとTm値30〜70の第2PCR用センス及びアンチセンスプライマーとの存在下、第1PCR用センスもしくはアンチセンスプライマー/第2PCR用センスもしくはアンチセンスプライマーのモル比1/20〜1/1000及び下記の温度条件:第1PCR:DNA変性--鋳型2本鎖DNAを1本鎖DNAへ解離することが可能である温度アニーリング-該1本鎖DNAへの第1PCR用プライマーのアニーリングを優先的に起こすことが可能である温度伸長反応---該1本鎖DNAに相補的なDNAの合成を可能にする温度第2PCR:DNA変性--第1PCRで合成された鋳型2本鎖DNAを1本鎖DNAへ解離することが可能である温度アニーリング-該1本鎖DNAへの第2PCR用プライマーのアニーリングを起こすことが可能である温度伸長反応---該1本鎖DNAに相補的なDNAの合成を可能にする温度で第1及び第2PCRを各々1サイクル以上実施してDNAを増幅する第3段階、該増幅DNAを検出する第4段階、を包含し、且つ、前記第1〜3段階の全工程を単一容器内で実施することを特徴とする方法。
IPC (5件):
C12Q 1/68 ,  C12N 15/10 ,  C12N 15/40 ,  C12N 15/51 ZNA ,  C12Q 1/70

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