特許
J-GLOBAL ID:200903030704023784
周波数測定装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
早川 誠志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-058471
公開番号(公開出願番号):特開平10-213613
出願日: 1997年02月25日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 FFT演算の演算結果から周波数を高精度に且つ容易に検出する。【解決手段】 A/D変換器21から出力されるデータに、次式Σap cos (2πip/N)(記号Σはp=0〜u>1までの総和を表し、a0 +a1 +...+au ≒0)で表される窓関数W(i)が乗算されて高速フーリエ演算され、その演算結果から得られたスペクトラムデータの最大データと前後のデータとの比xおよび前記窓関数の係数a1 〜au によって決まる係数β0 〜β5 に対して、次の補間式Δf=〔β1 +β2 ・x±(β3 ・x2 +β4 ・x+β5 )1/2 〕/β0の演算が行なわれて、最大データから真のピーク点までの周波数差Δfが算出され、さらに、この周波数差Δfが一次式で補正され、真のピーク点の周波数Fが検出される。
請求項(抜粋):
アナログ信号をディジタルのデータに変換するA/D変換器(21)と、前記A/D変換器によって得られたN個のデータに対して、次式Σap cos(2πip/N)(ただし、記号Σはp=0〜uまでの総和をとるものとし、u>1、a0 +a1 +...+au-1 +au ≒0、i=0〜N-1)で表される窓関数W(i)の乗算を行い、N個の演算結果を出力する窓関数演算手段(23)と、前記窓関数演算手段の演算結果に対して、高速フーリエ演算を行う高速フーリエ演算手段(24)と、前記高速フーリエ演算手段の演算結果をスカラー変換して前記アナログ信号のスペクトラムのデータを求めるベクトル・スカラー変換手段(25)と、前記ベクトル・スカラー変換手段によって求められたスペクトラムのデータのうち、最大データとその周波数および該周波数軸上での最大データの前後のデータを求める最大データ検出手段(27)と、前記最大データ検出手段によって求められた前記前後のデータの大小を判定する判定手段(29)と、前記判定手段によって前記前データが後データより大きいと判定されたときには、前記前データと前記最大データとの比xを算出し、前データが後データ以下と判定されたときには、前記後データと前記最大データとの比xを算出するデータ比演算手段(30)と、前記データ比演算手段によって算出された比xに対して、前記窓関数に対応する次の補間式Δf=〔β1 +β2 ・x±(β3 ・x2 +β4 ・x+β5 )1/2 〕/β0(ただしβ0 〜β5 は前記窓関数の係数a1 〜au とuによって決まる補間用の係数)の演算を行い、前記最大データから真のピーク点までの周波数差Δfを近似演算する周波数差演算手段(31)と、前記周波数差演算手段によって算出された周波数差と前記最大データの周波数とから前記アナログ信号の周波数を求める周波数演算手段(33)とを備えた周波数測定装置。
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