特許
J-GLOBAL ID:200903030715215480
HCVのRNA依存性RNAポリメラーゼ(NS5B)の阻害剤を同定するための分析法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (9件):
中村 稔
, 大塚 文昭
, 熊倉 禎男
, 宍戸 嘉一
, 今城 俊夫
, 小川 信夫
, 村社 厚夫
, 西島 孝喜
, 箱田 篤
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-570761
公開番号(公開出願番号):特表2004-520839
出願日: 2002年03月06日
公開日(公表日): 2004年07月15日
要約:
本発明は、適度な阻害化合物を含む、HCVポリメラーゼプライマー-鋳型結合の阻害剤の同定を確実にするために全長未変性NS5BポリメラーゼよりKmが高いHCV NS5B RNA依存性RNAポリメラーゼを用いるHCV NS5Bポリメラーゼの阻害剤を同定する新規な方法を提供する。本方法は、低親和性HCV NS5Bポリメラーゼと、適切なプライマー-鋳型と、複数の適切なリボヌクレオチド三リン酸とを準備する工程と、該HCV NS5Bポリメラーゼと該プライマー-鋳型とを潜在的阻害剤の存在下と不在下にインキュベートする工程と、該潜在的阻害剤の存在下と不在下に形成されたポリメラーゼ産物の存在を測定する工程と、該潜在的阻害剤の存在下と不在下に形成された該ポリメラーゼ産物の量を比較する工程とを含み、該潜在的阻害剤の不在下に形成されたポリメラーゼ産物の量と比較した該潜在的阻害剤の存在下に形成された該ポリメラーゼ産物の量の減少がHCV NS5B RNA依存性RNAポリメラーゼの潜在的プライマー-鋳型結合阻害剤を示している。
請求項(抜粋):
HCV NS5B RNA依存性RNAポリメラーゼと適切なプライマー-鋳型との間の結合の潜在的阻害剤を同定する方法であって、
a)該プライマー-鋳型に対する親和性が未変性HCV NS5B RNA依存性RNAポリメラーゼに相対して低いHCV NS5Bポリメラーゼと、適切なプライマー-鋳型と、複数の適切なリボヌクレオチド三リン酸とを準備する工程と、
b)該HCV NS5Bポリメラーゼと該プライマー-鋳型とを、潜在的阻害剤の存在下と不在下にインキュベートする工程と、
c)該HCV NS5Bポリメラーゼを結合するときに形成されたポリメラーゼ産物の存在と、続いて該潜在的阻害剤の存在下と不在下にリボヌクレオチド一リン酸として1つ以上のリボヌクレオチド三リン酸が該プライマーへ取り込まれるときの該プライマーの伸長とを測定する工程と、
d)該潜在的阻害剤の存在下と不在下に形成された該ポリメラーゼ産物の量を比較する工程と
を含み、該潜在的阻害剤の不在下に形成されたポリメラーゼ産物の量と比較した該潜在的阻害剤の存在下に形成された該ポリメラーゼ産物の量の減少が、HCV NS5B RNA依存性RNAポリメラーゼの潜在的プライマー-鋳型結合阻害剤を示すことを特徴とする方法。
IPC (7件):
C12Q1/48
, C12N9/10
, C12N15/09
, G01N33/15
, G01N33/50
, G01N33/53
, G01N33/566
FI (8件):
C12Q1/48
, C12N9/10
, G01N33/15 Z
, G01N33/50 Z
, G01N33/53 D
, G01N33/53 M
, G01N33/566
, C12N15/00 A
Fターム (16件):
4B024AA11
, 4B024BA80
, 4B024CA01
, 4B024HA20
, 4B050CC07
, 4B050DD01
, 4B050LL01
, 4B050LL03
, 4B063QA18
, 4B063QA20
, 4B063QQ95
, 4B063QR08
, 4B063QR35
, 4B063QS22
, 4B063QS28
, 4B063QX01
引用文献:
審査官引用 (4件)
-
J. Virol., 1997, Vol.71, No.11, pp.8416-8428
-
Hepatology, 1999, Vol.29, pp.1227-1235
-
J. Biol. Chem., 1998, Vol.273, No.25, pp.15479-15486
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