特許
J-GLOBAL ID:200903030771844326

射出成形機の逆流防止装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 正武 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-347347
公開番号(公開出願番号):特開平6-190879
出願日: 1992年12月25日
公開日(公表日): 1994年07月12日
要約:
【要約】【目的】 射出スクリュの計量作動時における磨耗、カジリが防止され、かつ射出スクリュの射出作動時においてシール応答性を高めて樹脂の逆流を確実に防止する射出成形機の逆流防止装置を提供することを目的とする。【構成】 前端にスクリュヘッド3を位置させて後端側の射出スクリュ2とを連結している小径軸4に、逆流防止リング10が前後に移動自在に嵌挿されている。逆流防止リング10は、前端面11bがスクリュヘッド3と摺動自在に接する第1逆流防止リング11と、第1逆流防止リング11と摺動自在に接する前端面12cを持ち、かつ射出スクリュ2の前端面2aに当接する第2逆流防止リング12とに分割して設られている。また、スクリュヘッド3と第1逆流防止リング11との接触部Bは接触面積を大きくして形成され、第1逆流防止リング11と第2逆流防止リング12との接触部Cは接触面積を小さくして形成されている。
請求項(抜粋):
前端にスクリュヘッドを円形の小径軸を介して取り付けた射出スクリュが、加熱筒内に周方向に回転自在に、かつ軸方向に移動自在に挿入され、前記加熱筒内の前記小径軸の部分に、射出スクリュの射出作動時に射出スクリュに当接して溶融樹脂の後方への逆流を防止し、また射出スクリュの計量作動時にスクリュヘッド側に相対的に移動してスクリュヘッド前方への樹脂の流れを自由にする円筒状の逆流防止リングが前後に移動自在に嵌挿された射出成形機の逆流防止装置において、前記逆流防止リングは、前端面が前記スクリュヘッドの後端面と摺動自在に接する第1逆流防止リングと、該第1逆流防止リングの後端面と摺動自在に接する前端面を持ち、かつ後端面が射出スクリュの前端面に当接する第2逆流防止リングとに分割して設られ、前記スクリュヘッドと前記第1逆流防止リングとの接触部は接触面積を大きくして形成され、第1逆流防止リングと前記第2逆流防止リングとの接触部は、その接触面積を前記接触面積より小さくして形成されていることを特徴とする射出成形機の逆流防止装置。

前のページに戻る