特許
J-GLOBAL ID:200903030774738594

電気自動車制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 幸彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-282903
公開番号(公開出願番号):特開平7-143604
出願日: 1993年11月12日
公開日(公表日): 1995年06月02日
要約:
【要約】【目的】マイクロプロセッサ同志で実行サイクル周期と演算結果の比較との二重チェックを行い、サイクル周期は正常であっても演算結果が異常である時には、マイクロプロセッサを故障と判定し、正常なマイクロプロセッサの演算結果を出力する信頼性の高い電気自動車制御装置を提供することにある。【構成】車両制御部11と副モータ制御部12の分割演算部を有する第一マイクロプロセッサ1、または副車両制御部15とモータ制御部18の分割演算部を有する第二マイクロプロセッサ2の故障をウオッチドグ信号24とマイクロプロセッサ故障検知信号25との組合せから、マイクロプロセッサ故障判定回路3が判別し、且つ、各種センサの故障をセンサ故障検知回路4が判別し、故障モード診断回路5が、切替回路6、切替部16および制御パルス切替部23を、正規制御と補完制御と停止制御などに切り替えるものである。
請求項(抜粋):
電気自動車を駆動する電動機と、前記電動機に電力を供給する電力変換手段と、前記電気自動車の走行状態を検知する検知手段と、前記検知手段からの検知情報に基づいて前記電力変換手段を制御する制御指令を演算する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記制御指令の演算を実行する演算部を第一の演算部と第二の演算部との二つに分割し、当該第一の演算部と当該第二の演算部毎にそれぞれ正規の制御演算を実行する正演算部と簡略化した制御演算を実行する副演算部とを用意したものであって、当該第一正演算部と当該第二副演算部を含む第一制御手段と、当該第一副演算部と当該第二正演算部を含む第二制御手段とを有し、前記第一制御手段は、前記第二制御手段が演算実行サイクル毎に発するウオッチドグ信号の周期と、前記第一制御手段が実行する前記第一正演算部の演算結果と前記第二制御手段が実行する前記第一副演算部の演算結果の差および前記第一制御手段が実行する前記第二副演算部の演算結果と前記第二制御手段が実行する前記第二正演算部の演算結果の差とから、前記第二制御手段の故障を検知し、第二制御手段故障検知信号を出力する第二制御手段故障検知手段を有し、前記第二制御手段は、前記第一制御手段が演算実行サイクル毎に発するウオッチドグ信号の周期と、前記第一正演算部の演算結果と前記第一副演算部の演算結果の差および前記第二副演算部の演算結果と前記第二正演算部の演算結果の差とから、前記第一制御手段の故障を検知し、第一制御手段故障検知信号を出力する第一制御手段故障検知手段を有し、前記第一制御手段の前記ウオッチドグ信号の周期と、前記第二制御手段の前記ウオッチドグ信号の周期と、前記第一制御手段故障検知信号と、前記第二制御手段故障検知信号との組み合わせから、前記第一制御手段または前記第二制御手段の故障を判定し、切替信号を出力する制御手段故障判定手段と、前記切替信号に応じて前記第一正演算部の演算結果と前記第一副演算部の演算結果を切り替える第一切替手段と、前記切替信号に応じて前記第二正演算部の演算結果と前記第二副演算部の演算結果を切り替える第二切替手段とを設けたことを特徴とする電気自動車制御装置。

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