特許
J-GLOBAL ID:200903030783554307

内燃機関用点火装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松本 英俊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-300705
公開番号(公開出願番号):特開平6-017735
出願日: 1991年11月15日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】機関のアイドリング回転数以下の領域での進角制御を安定して行わせ、機関の急減速時のエンジンストールを確実に防止する。【構成】内燃機関と同期回転する信号発電機のロータに複数のリラクタr0 ,r1 を設け、これらのリラクタにより信号発電子202に磁束変化を生じさせて制御信号Vp を発生させる。特定のリラクタr1 の円弧長をリラクタr0 の円弧長よりも長くしておき、これらのリラクタの円弧長の相違を利用して信号発電子202から発生する各制御信号と機関の回転角度との関係を特定する。内燃機関の始動時には、リラクタr0 の後端縁で発生する制御信号により点火信号を発生させ、内燃機関の回転数が始動時回転数を超え、アイドリング回転数以下のときには、リラクタr0 の前端縁で発生する制御信号により点火信号を発生させる。
請求項(抜粋):
内燃機関の回転に同期して信号を発生する信号発生装置と、前記信号発生装置の出力から回転角度情報と回転数情報とを得て内燃機関の点火位置で点火信号を発生させる点火位置制御装置と、前記点火信号が与えられたときに点火コイルの1次電流を制御して点火用の高電圧を発生させる点火回路とを備えた内燃機関用点火装置において、前記信号発生装置は、周方向に並ぶ複数のリラクタを有していて1つのリラクタの円弧長が他のリラクタの円弧長よりも長く設定されたロータと、該ロータのリラクタの回転方向の前端縁及び後端縁でそれぞれ制御信号を発生する信号発電子とからなる信号発電機を備え、前記点火位置制御装置は、前記制御信号の周期から内燃機関の回転数を演算する回転数情報検出手段と、前記制御信号の発生間隔を順次比較して前記円弧長が長いリラクタに相応する制御信号の発生間隔を識別することにより、特定の制御信号の発生位置を基準位置として定め、該基準位置を基にして前記各制御信号の発生位置と機関の回転角度との関係を検出する回転角度情報検出手段と、内燃機関の始動時に前記円弧長が長いリラクタ以外の特定のリラクタの後端縁で発生する制御信号の発生位置で点火信号を発生させる始動時点火信号発生手段と、内燃機関の回転数が始動時の回転数を超え、アイドリング回転数以下のときに、前記特定のリラクタの前端縁で発生する制御信号の発生位置で点火信号を発生させる低回転時進角信号発生手段と、内燃機関の回転数が前記アイドリング回転数以上になっているときに回転数に応じて演算された位置で前記点火信号を発生させる演算点火信号発生手段とを具備したことを特徴とする内燃機関用点火装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭55-109759
  • 特公昭59-002794

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