特許

J-GLOBAL ID：200903030786318140

搬送波再生回路

発明者： 田村 敏雄
出願人/特許権者： 富士通株式会社
代理人 (1件)： 井桁 貞一
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平6-277632
公開番号（公開出願番号）：特開平8-139782
出願日： 1994年11月11日
公開日（公表日）： 1996年05月31日
要約：

【要約】【目的】 多値QAMなどの直交変調信号の受信装置の復調部にて受信信号の同期検波を行う場合に使用されるPLLによる搬送波再生回路に関し、受信信号の信号対雑音比(CNR) が高く良好な場合に劣化波形を等化する等化回路の遅延時間のために電圧制御発振器に起きる不要な発振信号によりPLL出力の位相雑音を増加させる事が無くて,且つ受信信号の波形の劣化時のPLLの位相同期の特性を,良好な特性に維持するPLLによる搬送波再生回路の実現を目的とする。【構成】 受信信号の波形劣化を検出する波形劣化検出手段(91)を具え、該受信信号の波形劣化が検出された時には、該PLLの位相比較器(5) へ入力する受信信号を、等化回路(3)で等化した出力信号(S2)とし、該波形劣化が検出されない時には、該位相比較器(5) への入力信号を、該等化回路の前の等化していない入力信号(S1)とする様に切り替える切替器(8)を具えるように構成する。

請求項（抜粋）：

直交変調信号を受信し復調する場合に受信信号の同期検波に使用される搬送波を, 受信信号を直交検波する検波回路(1) と受信信号のAGC回路(2) と受信信号の波形の等化回路(3) と該受信信号の位相の所望の位相からの差分を検出する位相比較器(5) と其の位相差を積分し直流電圧を得るループフィルタ(6) と其の直流電圧を制御電圧とする電圧制御発振器(7) からなるPLLにより再生する搬送波再生回路において、該受信信号の波形劣化を検出する波形劣化検出手段(91)を具え、該受信信号の波形劣化が検出された時には、該PLLの位相比較器(5) へ入力する信号を、受信信号の波形を等化する等化回路(3)が等化した出力信号(S2)とし、該波形劣化が検出されない時には、該位相比較器(5) への入力信号を、該等化回路の前の等化していない入力信号(S1)とするように切り替える(8) ことを特徴とする搬送波再生回路。

IPC (5件)：

H04L 27/38 ,  H03H 15/00 ,  H03H 21/00 ,  H04B 3/06 ,  H04L 27/227

FI (2件)：

H04L 27/00 H ,  H04L 27/22 B