特許
J-GLOBAL ID:200903030800407658

回折型光学素子の設計方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森田 雄一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-260920
公開番号(公開出願番号):特開2002-071924
出願日: 2000年08月30日
公開日(公表日): 2002年03月12日
要約:
【要約】【課題】複数の回折格子が重なり合う複雑な位相分布の回折格子パターンであっても回折効率を向上させるような回折型光学素子の設計方法を提供する。【解決手段】光ファイバ2と光ファイバ3,4との間の分岐・結合機能を有する回折型光学素子1を設計する方法において、光ファイバ2と光ファイバ3との干渉による位相分布である第一の位相分布、および、光ファイバ2と光ファイバ4との干渉による位相分布である第二の位相分布を鋸歯状化された第一,第二の位相分布に変換し、鋸歯状化された第一,第二の位相分布を重ね合せ、第一,第二の位相分布の何れかのうち、等しいあるいは小さいほうの位相分布を、または、等しいあるいは大きいほうの位相分布を選択して形成した合成位相分布を回折格子面に有する回折型光学素子とする。
請求項(抜粋):
第一の位置と第二の位置との間、および、第一の位置と第三の位置との間における1対2の分岐・結合機能を有する回折型光学素子を設計する方法において、第一の位置と第二の位置とから射出される光波が回折型光学素子面で干渉して生ずる干渉パターンから形成される第一の位相分布を求め、前記第一の位相分布にあっては、第一の位置と第二の位置とを結ぶ直線と回折型光学素子面との交点を通るとともにこの回折型光学素子面上に伸びる仮想直線に沿って、前記第一の位相分布の位相変化の周期を幅とし、第一の位置から射出した光が第二の位置へ回折する向きに、前記位相変化の周期において位相の最大値を歯先とし位相の最小値を歯底とする鋸歯状分布(鋸歯状化された第一の位相分布)に変換し、第一の位置と第三の位置とから射出される光波が回折型光学素子面で干渉して生ずる干渉パターンから形成される第二の位相分布を求め、前記第二の位相分布にあっては、第一の位置と第三の位置とを結ぶ直線と回折型光学素子面との交点を通るとともにこの回折型光学素子面上に伸びる仮想直線に沿って、前記第二の位相分布の位相変化の周期を幅とし、第一の位置から射出した光が第三の位置へ回折する向きに、前記位相変化の周期において位相の最大値を歯先とし位相の最小値を歯底とする鋸歯状分布(鋸歯状化された第二の位相分布)に変換し、前記鋸歯状化された第一の位相分布と前記鋸歯状化された第二の位相分布とを位置を合わせて重ね合せ、第一,第二の位相分布の何れかのうち、等しいあるいは小さいほうの位相分布を、または、等しいあるいは大きいほうの位相分布を選択して合成位相分布を形成し、この合成位相分布を回折格子面に有する回折型光学素子とすることを特徴とする回折型光学素子の設計方法。
IPC (2件):
G02B 5/18 ,  G02B 6/293
FI (2件):
G02B 5/18 ,  G02B 6/28 D
Fターム (6件):
2H049AA04 ,  2H049AA14 ,  2H049AA31 ,  2H049AA53 ,  2H049AA59 ,  2H049AA63

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