特許
J-GLOBAL ID:200903030814899596

表面品質と加工性の優れたCr-Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-217600
公開番号(公開出願番号):特開平5-059447
出願日: 1991年08月28日
公開日(公表日): 1993年03月09日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 製品厚さに近い厚さの薄帯状鋳片を連続鋳造-直接冷延で製品化する簡素なプロセスによって、表面品質と加工性の優れたオーステナイト系ステンレス鋼薄板を得る。【構成】 Cr-Ni系ステンレス溶鋼を、鋳型壁面が鋳片と同期して移動する連続鋳造機によって、凝固時の冷却速度を100°C/sec以上として厚さ10mm以下の薄帯状鋳片に連続鋳造し、1250°Cまで冷却し、1250°Cから900°C間の温度域で2分以下保持し、900°Cから600°C間の温度域を10°C/sec以上の冷却速度で冷却して巻取り、該鋳片を酸洗後、温間圧延、冷間圧延の1種または2種を施こし焼鈍・酸洗或いは光輝焼鈍し、調質圧延して製品とすることを特徴とする表面品質と加工性の優れたCr-Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法。
請求項(抜粋):
δ-Fecal(%)=3(Cr+1.5Si+Mo+2Ti+Nb)-2.8(Ni+0.5Mn+0.5Cu)-84(C+N)-19.8(各成分はwt%)で定義されるδ-Fecal を-2〜10%とし、さらに0.01%以上のAl、Ti、Nb、Zr、La、Ce、Ndまたは0.001%以上のY、Ca、Mg、Bを単独もしくは、その合計量で0.001〜1%とする成分範囲のCr-Ni系ステンレス溶鋼を、鋳型壁面が鋳片と同期して移動する連続鋳造機によって、凝固時の冷却速度を100°C/sec以上として厚さ10mm以下の薄帯状鋳片に連続鋳造し、1250°Cまで冷却し、1250°Cから900°C間の温度域で2分以下保持し、900°Cから600°C間の温度域を10°C/sec以上の冷却速度で冷却して巻取り、該鋳片を酸洗後、温間圧延、冷間圧延の1種または2種を施こし、焼鈍・酸洗或は光輝焼鈍し、調質圧延して製品とすることを特徴とする表面品質と加工性の優れたCr-Ni系ステンレス鋼薄板の製造方法。
IPC (6件):
C21D 9/46 ,  B22D 11/00 ,  B22D 11/06 330 ,  C21D 8/00 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/50

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