特許
J-GLOBAL ID:200903030933722203

燃料蒸気処理装置の故障診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-186099
公開番号(公開出願番号):特開平10-030506
出願日: 1996年07月16日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】タンク側内圧の一定圧力変動毎にインクリメントされるカウンタの値が所定値以上となるときその気密診断を中断する燃料蒸気処理装置の故障診断装置にあって同圧力が一気に変化する際に正常診断が禁止されることを防止する。【解決手段】電子制御装置(ECU)51は圧力センサ41を通じて燃料タンク1内の圧力を監視し、その圧力が所定の挙動を示すか否かに基づいて燃料タンク1側の気密が正常であるか或いは異常であるかを診断する。更にECU51は、同監視する圧力の所定以上の変化に基づき燃料タンク1内の燃料のうねりを検出し且つその発生回数をカウントする。そして、該カウント値が所定値に達するとき適正な診断が困難である旨判定して上記診断を中断する。ここでは特に、上記圧力が所定の圧力範囲内で変動するときにのみカウンタがインクリメントされるようにし、同圧力が一気に変化する際のインクリメント条件を排除する。
請求項(抜粋):
燃料蒸気をエンジン吸気通路にパージするパージ装置と燃料タンクとの間に設けられ、燃料タンク内圧力が大気圧よりも高い所定圧力以上になると開弁して該燃料タンク内圧力を所定圧力以下に保持する内圧制御弁と、同燃料タンク内圧力を検出する圧力センサとを有し、この検出されるエンジン始動後の燃料タンク内圧力を監視して燃料タンク側の気密性を診断する燃料蒸気処理装置の故障診断装置において、前記検出される燃料タンク内圧力が所定の圧力範囲内にあることを条件に同燃料タンク内圧力の所定圧力以上の変動を検出する圧力変動検出手段と、この検出される圧力変動回数をカウントするカウンタと、このカウンタのカウント値が所定値未満であることを条件に前記燃料タンク側の気密が正常であるか異常であるかを診断する診断手段と、を具えることを特徴とする燃料蒸気処理装置の故障診断装置。

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