特許
J-GLOBAL ID:200903030972603190

マイクロプロセッサ装置及びCPU割込方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山川 政樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-253660
公開番号(公開出願番号):特開平5-250183
出願日: 1992年08月31日
公開日(公表日): 1993年09月28日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 統合拡張メモリアドレス指定を伴う透過形システム割り込みを提供する。【構成】 割込みの時点のプロセッサ状態データを記憶する専用メモリ領域をマイクロプロセッサシステム10に設ける。このメモリ領域はOS及びアプリケーションに対してアクセス不可能なままに保たれる。他の全てのマスク可能割込み及びマスク不可能割込みより高い優先順位を有するマスク不可能システムスーパーバイザ割込みをCPU割込みに追加している。CPU12がこれにより割込まれたときには、拡張メモリアドレス指定限界を無効にする。CPUを割込みが起こる前の状態に回復させるために、RESUME命令を追加し、この命令により、アドレス指定限界は復元される。結果、システムインテグレータは、透過システムレベル割り込みを実行し、物理アドレススペース全体をアドレス指定すると共に、割り込み中にあらゆるシステム資源に対しアクセスすることができる。
請求項(抜粋):
少なくとも1つのメモリ装置に結合し、オペレーティングシステムと、複数のCPU命令から構成される少なくとも1つのアプリケーションプログラムとを実行する中央処理装置(CPU)を具備し、前記CPUは、実モード及び保護モードという少なくとも2つのプログラム実行モードと、少なくとも1つのメモリアドレス指定限界を伴う少なくとも1つの有効メモリアドレス指定モードと、プログラムの実行を中断する少なくとも1つの割込みとをさらに有するような改良されたマイクロプロセッサ装置において、(a)前記メモリ装置は、割込み処理プログラムと、前記CPUのプロセッサ状態データとを記憶する専用メモリ領域を有し、前記専用メモリ領域は主メモリスペースの一部としてマッピングされないので、前記専用メモリ領域は前記オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムに対してアクセス不可能に保たれ;(b)前記割込みは、前記オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラムの実行を中断し、前記専用メモリ領域を前記主メモリスペースの所定の1つのセグメントにスイッチインし、且つマッピングし、前記CPUの前記プロセッサ状態データを前記専用メモリ領域に記憶し、前記CPUを前記実実行モードに切換え、前記有効メモリアドレス指定モードのメモリアドレス指定限界を拡張し、前記割込み処理プログラムの実行を開始するシステムスーパーバイザ割込み(SSI)を有し、前記SSIは前記オペレーティングシステム及び前記アプリケーションプログラムによりマスク不可能であり且つ他の割込みより高い優先順位を有し;(c)前記命令は、前記保管したプロセッサ状態データを前記専用メモリ領域から前記CPUに復元し、前記有効アドレス指定モードのメモリアドレス指定限界を復元し、前記専用メモリ領域を前記主メモリスペースにスイッチアウトし、且つアンマッピングし、前記オペレーティングシステム及び前記アプリケーションプログラムの実行を再開する再開命令を有し;それにより、前記CPUを信頼性をもって割込み、前記オペレーティングシステム及び前記アプリケーションプログラムに見えないような方式で前記割込みサービスプログラムに統合拡張メモリアドレス指定を提供することを可能にしたことを特徴とするマイクロプロセッサ装置。
IPC (2件):
G06F 9/46 340 ,  G06F 12/14 310
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭56-124952
  • 特開昭59-063097

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