特許
J-GLOBAL ID:200903030978522124

移動通信系における移動局用PSK信号復調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田中 正治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-108795
公開番号(公開出願番号):特開平6-303269
出願日: 1993年04月13日
公開日(公表日): 1994年10月28日
要約:
【要約】【目的】 入力するPSK信号が比較的高速な位相変動を伴っても、また比較的高い雑音を含んでいても、PSK信号の復調信号としての符号信号を、低い誤り率で、従って高い信頼性を有して得ることができるようにする。【構成】 同じPSK信号を入力とする位相同期検波型復調器と遅延検波型復調器とを用い、入力するPSK信号が比較的高速な位相変動を伴っていない場合、上記位相同期検波型復調器からの符号信号またはそれにもとずく符号信号を選択し、入力するPSK信号が比較的高速な位相変動を伴っている場合、上記遅延検波型復調器からの符号信号またはそれにもとずく符号信号を、復調信号としての符号信号として選択する。
請求項(抜粋):
PSK信号を入力とし、且つその搬送波を基準位相信号として再生する搬送波再生回路を有する位相同期検波型復調器と、上記PSK信号を入力とし、且つそれが予定の時間だけ遅延している遅延PSK信号を基準位相信号として出力する遅延回路を有する遅延検波型復調器と、上記位相同期検波型復調器から出力される符号信号またはそれにもとずく符号信号と、上記遅延検波型復調器から出力される符号信号またはそれにもとずく符号信号とを各別に選択する選択回路と、上記選択回路を上記位相同期検波型復調器から出力される符号信号またはそれにもとずく符号信号と、上記遅延検波型復調器から出力される符号信号またはそれにもとずく符号信号とが各別に選択されるように制御する制御回路とを有し、上記制御回路が、(a)上記PSK信号からその搬送波の周波数またはその逓倍周波数を有する搬送波信号を再生する搬送波再生回路と、(b)上記搬送波再生回路からの搬送波信号をともに入力とし、且つ互に異なるル-プ雑音帯域幅を有する第1及び第2の位相同期発振回路と、(c)上記第1及び第2の位相同期発振回路からそれぞれ得られる第1及び第2の発振出力を混合する混合回路と、(d)上記混合回路から得られる混合信号から、上記第1及び第2の発振回路の双方が当該制御回路の上記搬送波再生回路からの搬送波信号と位相同期して発振しているか否かを判別し、その判別出力を、上記選択回路に対する制御信号として出力する判別回路とを有することを特徴とする移動通信系における移動局用PSK信号復調装置。

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