特許
J-GLOBAL ID:200903030994464452

樹脂製保持器を用いたころ軸受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 広瀬 和彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-129025
公開番号(公開出願番号):特開平9-291941
出願日: 1996年04月25日
公開日(公表日): 1997年11月11日
要約:
【要約】【課題】 樹脂製保持器を用いたころ軸受において、ポケットの内壁面に半球状内側突起と半球状外側突起を形成し、各突起ところを点接触させることにより、各突起の近傍に潤滑油中の塵埃が滞留するのを防止し、ころの早期摩耗を低減して寿命を延ばす。【解決手段】 ころ軸受11では、保持器12の筒状体13には複数個のころ16を保持するポケット14,14,...が形成される。各ポケット14の周方向に対向した内壁面15,15には2個の半球状内側突起17,17と半球状外側突起18,18を設ける。内壁面15のうち半球状の突起17,18の形成されていない部分が油道19となり、この油道を大きく確保できる。そして、各半球状の突起17,18の近傍に塵埃が滞留するのを防止して塵埃によるころ16の早期摩耗を防止する。
請求項(抜粋):
樹脂材料によって円筒状に形成された保持器と、該保持器内に回動可能に保持される複数個のころとからなる樹脂製保持器を用いたころ軸受において、前記保持器は、樹脂材料によって円筒状に形成された筒状体と、該筒状体の周方向に離間して矩形状をなすように形成された複数のポケットとから構成し、かつ前記各ころを該各ポケット内で回動可能に保持するため、該各ポケットの内壁面には、径方向内側に位置した半球状内側突起と径方向外側に位置した半球状外側突起とをそれぞれ設けたことを特徴とする樹脂製保持器を用いたころ軸受。

前のページに戻る