特許
J-GLOBAL ID:200903031041417739

FRP製中空体の引抜き成形方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大澤 斌 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-192174
公開番号(公開出願番号):特開平8-034065
出願日: 1994年07月22日
公開日(公表日): 1996年02月06日
要約:
【要約】【目的】 構造用部材として使用できるような等方的に機械的強度の高いFRP製長尺チューブを連続的に引抜き法で成形できる方法を提供する。【構成】 本発明に係るFRP製チューブの引抜き成形方法は、ロービング列に熱硬化性樹脂を主成分とするマトリックスを含浸させて含浸ロービング列を形成する工程と、マット層を構成し、それにマトリックスを含浸させて含浸マットを形成する工程と、含浸マットの間に含浸ロービング列を介在させてなる帯状の強化材集積体を所要数それぞれ別途に形成する工程と、所要数の強化材集積体を積層してフープワインディングを行い、かつ各筒面の長手方向継ぎ目の周方向位置が相互にずれているようにして筒形強化材積層体を形成する工程と、金型を介して加熱し、筒形積層体中の樹脂成分を硬化させてチューブに成形する工程とを備えている。
請求項(抜粋):
複数のロービングを引き出し1段の並列に引き揃えてロービング列を形成し、次いでこのロービング列に熱硬化性樹脂を主成分とする樹脂組成物(マトリックス)を含浸させて含浸ロービング列を形成する工程と、一枚のマットを引き出して、又は同種又は異種の複数枚のマットを引き出し重ね合わせて、それに前記樹脂組成物を含浸させて含浸マットを形成する工程と、含浸マットの間に含浸ロービング列を介在させた任意の集積構造のシート状の強化材集積体を所要数それぞれ別途に形成する工程と、第1の強化材集積体を賦形ガイドによってシート状から筒状に賦形しつつ筒形マンドレルに縦沿えに巻き付けてマンドレルの長手方向に継ぎ目を有する筒形に形成しながらフープワインディングを行い、更に第2の強化材集積体を同様に賦形しつつ筒形に形成し第1の強化材集積体の外側に積層してフープワインディングを行い、以下同様にして最終的には前記所要数の強化材集積体を積層してフープワインディングを行って筒形強化材積層体を形成する工程と、FRP製中空体製品とほぼ同じ輪郭の空隙をマンドレルと協働して形成する金型に筒形強化材積層体を引き込み、かつ引抜きつつ金型を介して加熱し、筒形強化材積層体中の樹脂成分を硬化させて中空体に成形する工程とを備えたことを特徴とするFRP製中空体の引抜き成形方法。
IPC (3件):
B29C 70/52 ,  B29K105:08 ,  B29L 22:00

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