特許
J-GLOBAL ID:200903031075619853

メッキ装置における薄板状ワークのワーク投入機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴木 利明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-224286
公開番号(公開出願番号):特開2003-034898
出願日: 2001年07月25日
公開日(公表日): 2003年02月07日
要約:
【要約】【課題】 メッキ装置の前後処理部に配されたタンク内の処理液中に投入される薄板状ワークが、投入移動中の振動や空気抵抗によってヒラヒラと揺動されることなく、また処理液の抵抗によって復元不可能な折れ皺を生じたり複雑な折れ状態になることなく自然に復元可能な所定の姿勢を保持できるようにする。【解決手段】 昇降レール2に該昇降レールと一緒に昇降動されるワーク折り曲げ装置10を各タンク1Aに対応させてそれぞれ設け、前記昇降レールが下降されて前記タンク内の処理液中に投入される薄板状ワークWを、前記ワーク折り曲げ装置に備えた両側部支え部材11の支え機能と中間部押圧部材12の押圧機能とを協働させて、平板形態から略弓形状に曲げられた湾曲形態へと折り曲げ得るように構成した。
請求項(抜粋):
プリント基板などの可撓性を有する薄板状ワークをメッキ処理するメッキ装置であり、メッキタンクの前後に配設される一つ又は複数のタンクから成る前処理タンク又は一つ又は複数のタンクから成る後処理タンクと、これらのタンクの上方に昇降動可能に配設された昇降レールと、この昇降レールに横移動自在に保持され、前記薄板状ワークの上部を前記昇降レールに沿った横向き姿勢で懸垂状態に保持するワーク取付け具とを備え、前記昇降レールの上昇時に前記薄板状ワークを所定のタンク上に横移動し、前記昇降レールの下降時に前記薄板状ワークをタンク内の処理液中に投入して漬ける、ように構成されたものにおいて、前記昇降レールに該昇降レールと一緒に昇降動されるワーク折り曲げ装置を前記各タンクに対応させてそれぞれ設け、このワーク折り曲げ装置には、前記ワーク取付け具によって上部を前記昇降レールに沿った横向き姿勢で懸垂状態に保持された前記薄板状ワークの一面側でワーク投入方向の中間部を除いた両側部側をそれぞれ支える進出位置と前記薄板状ワークから離れる後退位置との間を進退移動される一対の支え部を形成した両側部支え部材と、前記両側部支え部材によって支えられた両支え位置の略中間部を前記薄板状ワークの他面側から前記支え方向とは逆方向へ押圧し前記両側部支え部材の支え機能と協働して前記薄板状ワークを平板形態から略弓形状に曲げられた湾曲形態へと折り曲げ得る進出位置と前記薄板状ワークから離れる後退位置との間を進退移動される押圧部を形成した中間部押圧部材とを備えてあり、前記昇降レールが下降されて前記タンク内の処理液中に投入される前記薄板状ワークを、前記両側部支え部材の支え機能と前記中間部押圧部材の押圧機能とを協働させて、平板形態から略弓形状に曲げられた湾曲形態へと折り曲げ得るように構成したことを特徴とするメッキ装置における薄板状ワークのワーク投入機構。
IPC (2件):
C25D 17/06 ,  C25D 17/08
FI (3件):
C25D 17/06 D ,  C25D 17/06 B ,  C25D 17/08 A

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