特許
J-GLOBAL ID:200903031098487466

残留農薬分析方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-333992
公開番号(公開出願番号):特開平8-170941
出願日: 1994年12月16日
公開日(公表日): 1996年07月02日
要約:
【要約】【目的】 農作物の残留農薬の濃度が許容値以下か否かを短時間で判別する。【構成】 赤外吸収スペクトルとガスクロマトグラフィによる濃度値に基づく判別分析により、正準変数及び二次判別関数の式を導出しておく(a)。その後、未知試料に対しFTIR-ATR法により得られた赤外吸収スペクトルを用いて、正準変数の式により残留農薬の有無を判定し、有りと判定された場合は二次判別関数の式により残留濃度が許容値以下か否かを判定する(b)。
請求項(抜粋):
農作物の表面に残留している農薬成分の濃度が許容値以下か否かを判別する残留農薬分析方法において、a)前記農薬成分の残留濃度が既知の種々の値である複数の農作物の表面における前記農薬成分による赤外吸収スペクトルのデータを、赤外分光光度計を利用したATR法により採取する第1ステップと、b)第1ステップにおいて採取されたデータを用い、前記複数の農作物を所定の検出限界値に基づいて農薬成分非残留農作物群と農薬成分残留農作物群とに分類して判別分析を行なうことにより、該分類に対応する正準変数の式及び第1の境界値を導出する第2ステップと、c)第1ステップにおいて採取されたデータを用い、残留している前記農薬成分の濃度が許容値以下か否かにより前記農薬成分残留農作物群を二つの農作物群に分類して判別分析を行なうことにより、該分類に対応する二次判別関数の式及び第2の境界値を導出する第3ステップと、d)赤外分光光度計を利用したATR法により、前記農薬成分の残留濃度が未知である分析対象の農作物の表面における前記農薬成分による赤外吸収スペクトルのデータを採取する第4ステップと、e)第4ステップにおいて採取されたデータを用いて前記正準変数の式により正準変数の値を算出し、該値を第1の境界値と比較することにより前記分析対象の農作物の表面に前記農薬成分が残留しているか否かを判定する第5ステップと、f)第5ステップにおいて前記農薬成分が残留していると判定された場合に、第4ステップにおいて採取されたデータを用いて前記二次判別関数の式により二次判別関数の値を算出し、該値を第2の境界値と比較することにより前記分析対象の農作物の表面に残留している前記農薬成分の濃度が許容値以下か否かを判定する第6ステップと、を有することを特徴とする残留農薬分析方法。
IPC (2件):
G01N 21/27 ,  G01N 21/35

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