特許
J-GLOBAL ID:200903031108100247

燃料電池装置システムおよび負荷予測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 岩橋 文雄 ,  坂口 智康 ,  内藤 浩樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-165268
公開番号(公開出願番号):特開2005-347096
出願日: 2004年06月03日
公開日(公表日): 2005年12月15日
要約:
【課題】燃料電池システムは負荷追従性が悪いため、前もって負荷を予測しておき、負荷の発生に備えることが必要である。特に、家庭内の負荷は些細な出来事により大きくパターンが乱れ、負荷発生のピークが早まったり遅れたりすることが多いため、時刻による予測負荷量には誤差が生じる。【解決手段】燃料電池120と負荷予測装置101と運転量算出装置110とを備え、負荷予測装置101に、機器131からの機器情報、気象情報132を入力し、それらの情報と暦情報出力部103と、燃料電池120から取得する過去に発生した負荷情報とを関連付けることによって、予測時刻に取得する機器情報、気象情報、暦情報から予測時刻以降に発生する負荷量を予測する。情報と負荷との因果関係を求めることによって、時刻のみに依存することなく、電力負荷量、熱負荷量を高精度に予測する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
原燃料ガスを用いて電力と熱を供給する燃料電池と、 予測電力使用量、および、予測熱使用量を算出する負荷予測装置と、 前記負荷予測装置が算出した前記予測電力使用量、および、前記予測熱使用量に従って、前記燃料電池の発電量を算出する運転量算出装置を備えた燃料電池システムで、 前記負荷予測装置が、 電力消費機器と熱消費機器の少なくともどちらか一方から取得した機器情報と、センサーと外部情報の少なくともどちらか一方から取得した気象情報と、前記負荷予測装置内部に備えている暦情報とから、取得した情報を値とし、取得した情報の数を要素数とした単位時間毎の事象ベクトルを作成する事象ベクトル算出部と、 前記燃料電池から取得した電力使用量および熱使用量の時系列情報から、単位時間毎の各使用量の極大値、極小値により得られる凹凸形状を表す時間帯を抽出し、抽出した時間帯の時間幅を要素数、使用量の変化量を要素である負荷ベクトルを作成した後、前記凹凸形状の形状が近い前記負荷ベクトル毎にグループ分けした負荷ベクトルグループを作成し、前記負荷ベクトルグループ内の前記負荷ベクトルを平均化した代表負荷ベクトルを作成する負荷ベクトル算出部と、 前記事象ベクトル算出部から前記事象ベクトルと、前記負荷ベクトル算出部から、負荷ベクトルと負荷ベクトルグループ、代表負荷ベクトルとを取得し、 前記負荷ベクトルグループ毎に、 前記負荷ベクトルグループ内に含まれる前記負荷ベクトルが発生した時刻を基準とし、単位時間だけ過去にさかのぼって発生した前記事象ベクトルを抽出後、抽出した前記事象ベクトルから似通っている数が最も多い前記事象ベクトルより代表事象ベクトルを算出し、 前記代表負荷ベクトル毎に抽出された前記事象ベクトルのうち似通っている数が最も多いとされた前記事象ベクトルの割合を示す事象発生割合を算出する事象関連処理部と、 前記事象ベクトル算出部から負荷予測を行なう時刻に取得する前記事象ベクトルと、前記事象関連処理部から前記代表負荷ベクトルと前記代表事象ベクトルと前記事象発生割合を取得し、 前記負荷ベクトルが発生した時刻を基準として過去にさかのぼった単位時間毎に、 負荷予測を行なう時刻に取得した前記事象ベクトルと前記代表事象ベクトルを比較し、似通っていて、かつ、事象発生割合が一定値以上の前記代表事象ベクトルを抽出して、前記抽出した代表事象ベクトルが対応する代表負荷ベクトルを抽出することにより単位時間予測負荷ベクトルを作成する単位時間負荷算出部と、 前記燃料電池より予測時刻の電力使用量、熱使用量を取得し、 前記単位時間負荷算出部より前記単位時間予測負荷ベクトルを取得し、前記単位時間予測負荷ベクトルを予測時刻以前に取得した前記単位時間予測負荷ベクトルに加算することによって前記予測電力使用量、および、前記予測熱使用量を算出する負荷算出部とを具備すること を特徴とする燃料電池システム。
IPC (1件):
H01M8/04
FI (1件):
H01M8/04 P
Fターム (4件):
5H027AA02 ,  5H027DD06 ,  5H027KK31 ,  5H027KK41
引用特許:
出願人引用 (1件)

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