特許
J-GLOBAL ID:200903031131629921

液圧ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-080162
公開番号(公開出願番号):特開平8-276839
出願日: 1995年04月05日
公開日(公表日): 1996年10月22日
要約:
【要約】【目的】 二輪一系統で、ホイールシリンダをマスタシリンダから遮断し、リザーバの作動液を利用してアンチスキッド制御を行う液圧ブレーキ装置において、リザーバ液量を容易に推定し得るようにする。【構成】 リザーバ液量を、フロント,リヤ両ホイールシリンダ16,20の液圧が減圧される減圧時間と、ポンプ38の作動時間とに基づいて推定する。フロントホイールシリンダ16に減圧モードが設定されて第二開閉弁40および第三開閉弁46が共に開状態に切り換えられれば、リヤホイールシリンダ20の液圧も減圧される。したがって、フロントホイールシリンダ16に減圧モードが設定される時間を検出すれば、フロント,リヤ両ホイールシリンダ16,20の液圧が減圧される時間を検出したことになる。そのため、従来のリザーバ液量推定手段による場合より容易にリザーバ液量を推定することができる。
請求項(抜粋):
2個の加圧室を備えたマスタシリンダと、そのマスタシリンダの2個の加圧室の各々から互いに独立して延びる2個の液通路の各々に接続された前輪のフロントホイールシリンダおよび後輪のリヤホイールシリンダと、それらフロントおよびリヤの両ホイールシリンダと前記マスタシリンダとを連通させる連通状態と、それらを遮断する遮断状態とに切換可能な第一開閉弁と、作動液を収容するリザーバと、そのリザーバに収容された作動液を汲み上げ、前記フロントおよびリヤの両ホイールシリンダに加圧して供給するポンプと、前記フロントおよびリヤの両ホイールシリンダの作動液の前記リザーバへの流出を許容する第一状態と、リヤホイールシリンダの作動液のリザーバへの流出を許容し、フロントホイールシリンダの作動液の流出を阻止する第二状態と、フロントおよびリヤの両ホイールシリンダの作動液の流出を阻止し、それら両ホイールシリンダの少なくとも一方への前記ポンプから吐出された作動液の流入を許容する第三状態とに切換可能な弁装置と、前記第一開閉弁を遮断状態に切り換えた状態において、前記ポンプの作動を制御するとともに、前記弁装置を第一状態,第二状態および第三状態のいずれかに切り換えることによって、前記フロントおよびリヤの両ホイールシリンダの液圧を、前記前輪および後輪の制動スリップがほぼ適正値になるように制御するアンチスキッド制御手段とを含む液圧ブレーキ装置において、前記アンチスキッド制御手段が、前記弁装置が第一状態にある減圧時間と、前記ポンプの作動時間とに基づいて前記リザーバに収容されている作動液量を推定するリザーバ液量推定手段を含むことを特徴とする液圧ブレーキ装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭63-034272
  • 特開平1-119462

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