特許
J-GLOBAL ID:200903031155113179
自動車用のエネルギ吸収型ステアリングコラム
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-273685
公開番号(公開出願番号):特開平9-123925
出願日: 1996年10月16日
公開日(公表日): 1997年05月13日
要約:
【要約】【課題】 単一の平形リボンによって、自動車用ステアリングコラムにエネルギ吸収能力を付与する。【解決手段】 ステアリングコラムは、乗物のボディ構造に支持され、衝撃を受けた際にその長さ方向で摺動可能なハウジング12を有する。該ハウジングは平坦な底部16と、該底部上の両側に上記長さ方向に伸びるガイド溝74A,74Bを有する。衝撃吸収部材としてほぼU字状にされた金属リボン76が、その両側の相互に平行な直線部分84A,84Bが上記ガイド溝内に設定され、また、横方向のウエブ86がガイド溝を出た直線部分を相互につなぐように設定されている。ウエブはボディ構造の当接部68に係合され、所定以上の衝撃が加わると、当該ステアリングコラム従ってハウジングが、その長手方向に上記当接部68に対して相対的に動かされ、これによりリボン部材は、U形からW形に向かうよう動かされ、それに伴う塑性変形によって衝撃エネルギを吸収する。
請求項(抜粋):
自動車用のエネルギ吸収型ステアリングコラム(10)であって、当該ステアリングコラムに対する収縮方向の衝撃力に応答して、第1の位置から第2の位置まで、前記収縮方向に直線的に並進運動するように、自動車のボディ構造に支持された、ハウジング(12)と、前記ハウジング(12)が前記収縮方向に直線的に並進運動する間に、前記ステアリングコラムに対する前記衝撃力の運動エネルギの一部を仕事に変換するように作動する、エネルギアブソーバ(64)とを備え、前記エネルギアブソーバ(64)は、前記ハウジングの平坦面(16)と、前記ハウジングの平坦面に設けられていて、互いに横方向に隔置されている、一対のアンビル手段(72A、72B)と、一対の対向端部(端部82A、82B)の間で予形成されていて、一対の直線部分(84A、84B)、及び、これら直線部分の間の横方向のウエブ(86)を有している、平形金属リボン(76)とを含んでおり、前記平形金属リボン(76)は、前記ハウジング(12)の前記平坦面(16)の上にその一方の側縁を下にして着座していて、前記横方向のウエブ(86)は、前記各々の一対のアンビル手段(72A、72B)の周囲で曲げられており、また、前記各々の直線部分(84A、84B)は、前記収縮方向に対して平行であり、前記エネルギアブソーバは、更に、前記横方向のウエブ(86)の前記アンビル手段のある側とは反対側の側に、前記一対のアンビル手段(72A、72B)の間の位置で前記自動車の前記ボディ構造に設けられた当接手段(68)であって、前記ハウジング(12)が前記第1の位置から前記第2の位置まで直線的に並進運動する間に、前記横方向のウエブを前記ボディ構造に係止し、これにより、前記ハウジングが前記第1の位置から前記第2の位置まで直線的に並進運動する間に、前記平形金属リボン(76)の前記直線部分(84A、84B)の各々が、前記一対のアンビル手段(72A、72B)の中の対応する一方のアンビル手段の回りで、実質的に180°にわたって折れ曲って、前記アンビル手段の回りで塑性変形を起こすように作動する、当接手段(68)と、前記ハウジングに設けられ、前記ハウジング(12)が前記第1の位置から前記第2の位置まで直線的に並進運動する間に、前記平形金属リボン(76)の前記各々の直線部分(84A、84B)を、前記収縮方向に対して平行に維持するように作動する、ガイド手段(14A、14B、66A、66B)とを含むことを特徴とする、自動車用のエネルギ吸収型ステアリングコラム。
IPC (2件):
FI (2件):
前のページに戻る