特許
J-GLOBAL ID:200903031188932850

制振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 一色 健輔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-196381
公開番号(公開出願番号):特開平9-041719
出願日: 1995年08月01日
公開日(公表日): 1997年02月10日
要約:
【要約】【課題】 構造物の振動変位をケーブルを介してダンパの回転ドラムに効率よく伝達し、構造物の振動エネルギーを逃がすことなく回転ドラムの往復回動運動に変換できるようにする。【解決手段】 構造物2に対称的に配された2系統のケーブル3a・3bが共通のダンパ5に結合され、構造物2が振動変位するときに一方のケーブルが緊張して他方のケーブルが弛緩するように力学的に相補的な関係になっている。ダンパ5は回転ドラム51を有し、回転ドラム51に両ケーブル3a・3bが巻き付けられているとともに両ケーブルの端部がドラム51に固定されている。一方のケーブルが緊張したとき、その張力で当該ケーブルが回転ドラムを回転させつつドラムから引き出され、同時に弛緩した他方のケーブルがドラムに巻き取られる。両ケーブル3a・3bの端部は回転ドラム51の両端近くにそれぞれ固定されており、その固定位置から中央部に向けて両ケーブルがドラムに巻き付けられている。
請求項(抜粋):
以下の各要件?@〜?Dを備えた制振装置。?@構造物の上部に固定されたケーブルが滑車により折れ線状に案内されて地盤に設置されたダンパに結合され、構造物の振動変位が前記ケーブルを介して前記ダンパに伝達され、構造物の振動エネルギーが前記ダンパにより吸収される。?A構造物に対称的に配された2系統の前記ケーブルが共通の前記ダンパに結合され、構造物が振動変位するときに一方のケーブルが緊張して他方のケーブルが弛緩するように力学的に相補的な関係になっている。?B前記ダンパは回転ドラムを有し、当該回転ドラムに前記両ケーブルが巻き付けられているとともに当該回転ドラムに前記両ケーブルの端部が固定されている。?C一方の前記ケーブルが緊張したとき、その張力で当該ケーブルが前記回転ドラムを回転させつつ前記回転ドラムから引き出され、同時に弛緩した他方の前記ケーブルが前記回転ドラムに巻き取られる。?D前記回転ドラムはその両端部で軸受支持されており、前記両ケーブルの端部は前記回転ドラムの両端近くにそれぞれ固定されており、その固定位置から中央部に向けて前記両ケーブルが前記回転ドラムに巻き付けられている。
IPC (2件):
E04H 9/02 341 ,  F16F 15/02
FI (2件):
E04H 9/02 341 E ,  F16F 15/02 F

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