特許
J-GLOBAL ID:200903031205025314

制動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-181110
公開番号(公開出願番号):特開平5-024528
出願日: 1991年07月22日
公開日(公表日): 1993年02月02日
要約:
【要約】【目的】旋回性能を維持しながら制動時における車輪のロックを抑制し、より高い操縦安定性を実現し得る制動力制御装置を提供する。【構成】車両の操舵状態検出値と前後方向速度検出値とから算出された運動目標値を達成するための第1目標制動力(P* 1FL 〜P* 1R)と、車輪のスリップを所定の状態にするための第2目標制動力(P* 2FL 〜P* 2R)のうち、いずれか小さい方の値を最終目標制動力(P* FL〜P* R )とし、それに前輪及び後輪の少なくとも何れか一方における左右の制動力が一致するように制御する。また、前記第1目標制動力をヨーレート又は横方向への運動値とした。これにより、最終目標制動力として第1目標制動力が選択された場合は車両の旋回性能が向上し、第2目標制動力が選択された場合は車輪のロックが抑制されるので、特に制動しながら操舵する場合の操縦安定性が向上する。
請求項(抜粋):
車両の操舵状態を検出する操舵状態検出手段と、車両の前後方向速度を検出する速度検出手段と、前記操舵状態検出手段及び速度検出手段からの信号を入力して車両の運動目標値を設定する運動目標値設定手段と、前輪及び後輪の少なくとも一方に配設された左右の制動手段と、前記運動目標値設定手段で設定された運動目標値を制御対象となる車両で実現するために必要な前記制動手段の第1目標制動力を算出する第1の目標制動力算出手段と、前記制動手段が配設された車輪の車輪速度を検出する車輪速検出手段と、該車輪速検出手段及び前記速度検出手段からの信号を入力して車輪のスリップが所定の状態となるために必要な前記制動手段の第2目標制動力を算出する第2の目標制動力算出手段と、前記左右の制動手段の制動力を前記第1目標制動力と第2目標制動力のいずれか小さい方の最終目標制動力と一致するように独立に制御する制動力制御手段とを備えたことを特徴とする制動力制御装置。

前のページに戻る