特許
J-GLOBAL ID:200903031220660689

内燃機関の空燃比学習制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹島 富二雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-232582
公開番号(公開出願番号):特開平9-079072
出願日: 1995年09月11日
公開日(公表日): 1997年03月25日
要約:
【要約】【課題】運転領域別の空燃比学習において、学習マップ上の該当領域を学習するときに、他の領域の学習補正値についても適正値に推定学習させる。【解決手段】運転領域を64領域に区分する空燃比学習マップを備える。そして、ある領域(A,B)の学習を行うときに、領域(A,B)の学習補正係数α0 (図では6)を、領域(A,B)と等吸入空気流量である運転領域の学習補正係数として推定学習させると共に、領域(A,B)と同一のTp格子及びその上下のTp格子に属する運転領域についても、領域(A,B)の学習補正係数α0を学習補正係数として推定学習させる。これにより、従来に対し、より一層、運転領域間で補正レベルに段差が発生することを抑止でき、良好な空燃比学習補正を施すことができる。
請求項(抜粋):
機関負荷と機関回転速度とに関与する運転パラメータを少なくとも含む機関運転条件を検出する機関運転条件検出手段と、該機関運転条件検出手段で検出された機関運転条件に基づいて機関吸入混合気の空燃比を制御するための基本空燃比制御量を設定する基本空燃比制御量設定手段と、機関吸入混合気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、該空燃比検出手段で検出された空燃比と目標空燃比とを比較して実際の空燃比を前記目標空燃比に近づけるように前記基本空燃比制御量を補正するための空燃比フィードバック補正値を設定する空燃比フィードバック補正値設定手段と、機関運転条件に基づき運転領域を複数に区分してなる学習マップを備え、前記学習マップの各運転領域毎に前記基本空燃比制御量を補正するための空燃比学習補正値を書き換え可能に記憶する空燃比学習補正値記憶手段と、前記空燃比フィードバック補正値の目標収束値からの偏差を学習し、前記空燃比学習補正値記憶手段における学習マップの該当運転領域に対応して記憶されている前記空燃比学習補正値を前記偏差を減少させる方向に更新して書き換える空燃比学習手段と、前記空燃比学習手段における更新書き換え状況に基づいて、該当運転領域における学習進行度を判定する学習進行度判定手段と、前記空燃比学習手段により学習マップの該当運転領域の空燃比学習補正値を更新して書き換える際に、当該更新書き換えされる空燃比学習補正値に基づいて、前記該当運転領域と略同一吸入空気流量で学習進行度が所定より小さい運転領域に対応して記憶されている空燃比学習補正値を推定更新して書き換える第1推定学習手段と、前記空燃比学習手段により学習マップの該当運転領域の空燃比学習補正値を更新して書き換える際に、当該更新書き換えされる空燃比学習補正値に基づいて、前記該当運転領域を含む学習マップ上の負荷方向所定範囲に属し学習進行度が所定より小さい運転領域に対応して記憶されている空燃比学習補正値を推定更新して書き換える第2推定学習手段と、前記基本空燃比制御量、空燃比フィードバック補正値、空燃比学習補正値に基づいて最終的な空燃比制御量を設定する空燃比制御量設定手段と、該空燃比制御量設定手段で設定された空燃比制御量に基づいて空燃比制御手段を駆動制御する駆動制御手段と、を含んで構成したことを特徴とする内燃機関の空燃比学習制御装置。
IPC (2件):
F02D 41/14 310 ,  F02D 45/00 340
FI (2件):
F02D 41/14 310 H ,  F02D 45/00 340 C

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