特許
J-GLOBAL ID:200903031254588480
結核関連免疫再構築症候群(IRS)の診断方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
広瀬 章一
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-532708
公開番号(公開出願番号):特表2009-515143
出願日: 2006年09月07日
公開日(公表日): 2009年04月09日
要約:
本発明は、結核感染患者および結核とHIV の両方に感染した患者における結核関連免疫再構築症候群 (TB-IRS) の診断のための方法およびキットに関し、この方法は、ツベルクリン、即ちPPD (Purified Protein Derivative) と称されるマイコバクテリア抽出物、および16kDa 蛋白質〔結核菌(マイコバクテリウム・ツベルクローシス、Mycobacterium tuberculosis) 由来の2つの抗原であるESAT-6またはCFP-10ではない〕に対して暴露後の、Th1応答における急性の増加を検出することを含む。
請求項(抜粋):
以下の工程からなる、結核菌(マイコバクテリウム・ツベルクローシス、Mycobacterium tuberculosis)(TB) に共感染した患者、およびTBのみに感染した患者における免疫再構築症候群 (IRS)のin vitro診断方法:
a)前記患者の末梢血単核細胞 (PBMC) または全血を、PPD(精製蛋白誘導体) と称されるマイコバクテリア抽出物及び/又は16kDa 蛋白質 (SEQ ID No.1)から選択されるマイコバクテリア抗原を有する培地でインキュベートすること、
b)前記患者の末梢血単核細胞 (PBMC) または全血を、陰性対照としてESAT-6 (SEQ ID No.2)、CFP-10 (SEQ ID No.3)および85B (SEQ ID No.4)から選択される結核菌 (マイコバクテリウム・ツベルクローシス、Mycobacterium tuberculosis) 由来の少なくとも1種の抗原を有する培地でインキュベートすること、および
c)b)における前記マイコバクテリア抗原と比べた、a)に記載の前記マイコバクテリア抗原に対するTh1応答のレベルを検出すること;
ここで、b)に記載した抗原と比べた、または非刺激細胞もしくは非マイコバクテリア抗原で刺激された対照細胞と比べた、a)に記載の抗原の1つに対する1時点で測定したTh1応答の250 %超の増加、またはTh1応答における強い反応性が、IRS の指標となる。
IPC (2件):
FI (2件):
G01N33/569 F
, G01N33/53 P
Fターム (7件):
4H045AA11
, 4H045AA30
, 4H045BA10
, 4H045CA11
, 4H045DA86
, 4H045EA29
, 4H045EA52
引用文献:
審査官引用 (8件)
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CLINICAL INFECTIOUS DISEASES, 20050501, V40 N9, P1301-1308
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THE INTERNATIONAL JOURNAL OF TUBERCULOSIS AND LUNG DISEASE, 199903, V3 N3, P239-247
-
AIDS RESEARCH AND HUMAN RETROVIRUSES, 20020901, V18 N13, P969-975
-
AIDS, 200601, V20 N2, P.F1-F7
-
AIDS, 20051118, V19 N17, P2047-2049
-
THE LANCET INFECTIOUS DISEASES, 200412, V4, P761-776
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AIDS, 19990204, V13 N2, P177-184
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日本エイズ学会誌, vol.5, p.33-41
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