特許
J-GLOBAL ID:200903031295283279

エアバッグドア部を有するインストルメントパネルの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 憲秋 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-220427
公開番号(公開出願番号):特開平10-044911
出願日: 1996年08月02日
公開日(公表日): 1998年02月17日
要約:
【要約】【課題】 表皮の破断予定部で厚みのバラツキや変色が無く、外観が良好で、エアバッグの膨張時には確実に開くエアバッグドア部を有するインストルメントパネルを容易に得ることのできる製造方法を提供する。【解決手段】 エアバッグドア部を画定する薄肉の破断予定部を有する表皮のためのパウダースラッシュ成形型50の型面に、表皮用樹脂材料60を付着させて第一の溶融樹脂皮膜61を形成し、該第一の溶融樹脂皮膜の表面に、断面略溝形状をした細長い可撓性樹脂部材27を表皮破断予定部に沿って載置し、次いで前記細長い可撓性樹脂部材を覆って第一の溶融樹脂皮膜表面に表皮用樹脂材料をさらに付着させて第二の溶融樹脂皮膜62を形成し、前記第一の溶融樹脂皮膜と細長い可撓性樹脂部材間で構成される中空部を有する皮膜を形成し、その後、前記中空部28を長手方向に沿って切開し薄肉の破断予定部25を形成する。
請求項(抜粋):
エアバッグドア部を画定する薄肉の破断予定部を有する合成樹脂製表皮を、パウダースラッシュ成形を用いて成形した後、前記表皮の裏面側に合成樹脂発泡材料を注入して、合成樹脂発泡層の表面にエアバッグドア部を画定する破断予定部が形成された表皮を一体に有するインストルメントパネルを製造する方法において、前記表皮のパウダースラッシュ成形時、パウダースラッシュ成形型の型面に表皮用樹脂材料を付着させて第一の溶融樹脂皮膜を形成し、該第一の溶融樹脂皮膜の表皮破断予定部表面に、一方を凸他方を凹とした断面略溝形状の細長い可撓性樹脂部材を、前記溝が第一の溶融樹脂皮膜に対向するように載置し、次いで前記細長い可撓性樹脂部材を覆って前記第一の溶融樹脂皮膜表面に表皮用樹脂材料をさらに付着させて、前記破断予定部となる部分に細長い可撓性樹脂部材を埋設するとともに、前記第一の溶融樹脂皮膜と一体に第二の溶融樹脂皮膜を形成し、それによって前記細長い可撓性樹脂部材と第一の溶融樹脂皮膜との間に細長い中空部を有する所定厚みの表皮となる皮膜を形成し、その後、前記中空部をその長手方向に切開して薄肉の破断予定部を形成することを特徴とするエアバッグドア部を有するインストルメントパネルの製造方法。
IPC (2件):
B60R 21/20 ,  B60R 21/045
FI (2件):
B60R 21/20 ,  B60R 21/045 C

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