特許
J-GLOBAL ID:200903031301210637

還流式アンチスキッド型液圧ブレーキ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-038511
公開番号(公開出願番号):特開平5-201320
出願日: 1992年01月29日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】 短時間のアンチスキッド制御実行時に生じるポンプおよびモータの運転騒音を防止する。【構成】 アンチスキッド制御が開始されれば、ホイールシリンダのブレーキ液がリザーバ通路48を経てリザーバ50の液室82へ排出される。液室82内のブレーキ液が一定値に達しないうちは開閉弁98が閉状態に保たれるため、ポンプおよびモータが作動してもブレーキ液の汲上げが行われない。そのため、ポンプに負荷がかからず作動音が小さくて済む。アンチスキッド制御が短時間で終了すれば開閉弁98は閉状態に保たれたまま制動が終了し、ブレーキ液は逆止弁94から排出通路90を経てマスタシリンダへ戻される。アンチスキッド制御が長く行われれば液室82に収容されるブレーキ液が一定値を超えて増大するため、開閉弁90が開かれ、ポンプによりブレーキ液の汲上げが行われ、マスタシリンダ側通路へ戻される。
請求項(抜粋):
ブレーキ操作部材の操作に応じてブレーキ液圧を発生させるマスタシリンダと、車輪の回転を抑制するブレーキを作動させるブレーキシリンダと、マスタシリンダに発生したブレーキ液圧をブレーキシリンダに導く主液通路と、容積が可変でありかつ付勢手段により容積が減少するように付勢されている液室を備え、その液室にブレーキシリンダから排出されたブレーキ液を収容するリザーバと、前記主液通路の途中に設けられ、ブレーキシリンダをマスタシリンダに連通させてブレーキシリンダ液圧の上昇を許容する昇圧許容状態と、ブレーキシリンダを前記リザーバに連通させてブレーキシリンダ液圧の下降を許容する降圧許容状態とに切換えが可能な制御弁装置と、前記車輪のスリップ率が適正範囲となるように前記制御弁装置を制御する制御装置と、前記リザーバからブレーキ液を汲み上げ、前記主液通路のマスタシリンダと制御弁装置との間の部分に還流させるポンプと、前記リザーバの液室を前記ポンプをバイパスしてマスタシリンダに連通させるとともにリザーバからマスタシリンダに向かう方向を順方向とする逆止弁を備えた排出通路とを含む還流式アンチスキッド型液圧ブレーキ装置において、前記リザーバに、前記液室内に収容されたブレーキ液の量が予め定められた一定値以下のときは液室と前記ポンプとを遮断し、一定値より多くなれば液室とポンプとを連通させる開閉弁を設けるとともに、前記排出通路をその開閉弁をバイパスさせてリザーバの液室に接続したことを特徴とする液圧ブレーキ装置。
IPC (3件):
B60T 8/42 ,  B60T 8/48 ,  B60T 15/36

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