特許
J-GLOBAL ID:200903031343552090

歪補償回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦 (外5名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-276146
公開番号(公開出願番号):特開平10-126284
出願日: 1996年10月18日
公開日(公表日): 1998年05月15日
要約:
【要約】【課題】ケーブルテレビジョン(CATV)等、広帯域な高周波信号を扱う伝送路に使用される光送信器や高周波増幅器の2次歪特性を改善する歪補償回路において、極めて簡単な構成と少ない消費電力で、広い周波数帯域にわたり均等な2次歪の改善効果を得ることにある。【解決手段】抵抗体を組み合わせた信号減衰用の減衰素子102と遅延線路103とを直列に接続して基本波を通過させるための基本波通過経路を構成し、抵抗体からなる信号減衰用の第1の減衰素子104と2次歪発生用の第1のダイオード105と第2のダイオード106とを直列に接続したものに、当該第1のダイオード105と第2のダイオード106との接続点Qと出力端子109との間に遅延線路107と抵抗体からなる信号レベル設定用の第2の減衰素子108とを直列に接続して歪を付加するための歪付加経路を構成する。
請求項(抜粋):
高周波信号が入力される不平衡入力端子と2次歪成分の補償の目的物が接続される不平衡出力端子との間に並列に接続された、基本波を通過させるための基本波通過経路と歪を付加するための歪付加経路とを有してなり、前記基本波通過経路は、抵抗体からなる信号減衰用の減衰素子と、前記歪付加経路を介した信号の到達時間に当該基本波通過経路における基本波の通過時間を合致させるための遅延線路とを直列に接続してなり、前記歪付加経路は、前記不平衡入力端子と接地との間に抵抗体からなる信号減衰用の第1の減衰素子と2次歪発生用の第1のダイオードと第2のダイオードとを直列に接続したものに、当該第1のダイオードと第2のダイオードとの接続点と前記不平衡出力端子との間に抵抗体からなる信号レベル設定用の第2の減衰素子を直列に接続してなり、前記第1のダイオードと第2のダイオードは、前記接続点に互いに同極性の電極を接続し、且つ、前記不平衡入力端子に加えられた高周波信号が前記接続点に至ってその半周期毎に交互に振幅の伸張と圧縮を受けるにあたり、その伸張分の電圧と圧縮分の電圧とが等しくなるように、当該第1のダイオードと第2のダイオードそれぞれの直流バイアス電流の大きさを設定したことを特徴とする歪補償回路。
IPC (4件):
H04B 1/04 ,  H03F 1/32 ,  H04B 10/02 ,  H04B 10/18
FI (3件):
H04B 1/04 R ,  H03F 1/32 ,  H04B 9/00 M

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