特許
J-GLOBAL ID:200903031350487199

甘蔗の高次枝茎苗移植栽培方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 原田 信市
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-310939
公開番号(公開出願番号):特開2000-135025
出願日: 1998年10月30日
公開日(公表日): 2000年05月16日
要約:
【要約】【課題】母茎に多数の高次枝茎を集中群生させて、その採取を効率的に行うこと。主根と分岐根を十分に伸長させ、順化を行い、剪葉処理して、専用移植機による本圃への確実な自動移植を可能にするとともに、95%以上の活着により高収穫を図ること。【解決手段】頂芽成長点を含む上側茎を切除することを繰り返すことによって、母茎の節に多数の高次枝茎が集中群生する高次枝茎塊を形成し、その高次枝茎を芽基および根基組織部分を着けて各個に分離し、無肥料の培土に葉数の同じ高次枝茎を挿し植えした集合育苗器具同士を育苗ハウス内に間隔をあけて設置し、発根後に施肥して主根と分岐根を十分に伸長させ、本圃への移植前に順化させるとともに剪葉処理して苗丈を揃え、専用移植機で所要の株間で自動的に移植する。
請求項(抜粋):
(1)母茎として利用する甘蔗を栽培し、それが所要の茎丈となったとき、頂芽成長点を含む上側茎を切除するとともに残存する下側茎の葉を取り払って母茎とすること、(2)その母茎に発芽する一次腋芽を一次枝茎に成長させ、その頂芽成長点を含む一次枝茎上側茎を切除し、母茎に一次枝茎基部を残存させること、(3)その一次枝茎基部に発芽する二次腋芽を二次枝茎に成長させ、その頂芽成長点を含む二次枝茎上側茎を切除し、上記一次枝茎基部に二次枝茎基部を残存させること、(4)その二次枝茎基部に発芽する三次腋芽を三次枝茎に成長させることにより、あるいは、必要に応じ、同様にして四次枝茎を成長させることによって、上記母茎に三次枝茎または四次枝茎である高次枝茎を集中群生させて高次枝茎塊とすること、(5)上記高次枝茎塊全体を母茎から切り離した後に、各高次枝茎の切り離しを、その高次枝茎基部に芽基および根基組織部分を付けた状態にして行うこと、(6)上記高次枝茎を、葉数が同じもの毎に区分するとともに、所要の茎丈のところで剪葉すること、(7)多数の収容部を形成してなる集合育苗器具の各収容部に無肥料の培土を充填すること、(8)同じ1個の集合育苗器具の各収容部に同じ葉数の高次枝茎を各1本挿し植えし、同じ葉数の高次枝茎を挿し植えした集合育苗器具同士をグループ化し、そのうえ、その集合育苗器具の各々を所要の間隔をあけて育苗ハウス内に配置すること、(9)上記の挿し植えした高次枝茎が発根した後において所要の施肥を行って、主根に多数の分岐根を伸長させた根部に土を付けたいわゆる根鉢を形成した高次枝茎苗に成長させること、(10)本圃への移植前に、集合育苗器具を育苗ハウスから外に出して高次枝茎苗の順化を行うとともに、苗丈がほぼ揃うように剪葉すること、(11)その後、上記高次枝茎苗を、専用移植機により本圃に所要の株間で連続的に植え付けることを特徴とする甘蔗の高次枝茎苗移植栽培方法。
IPC (2件):
A01G 1/00 302 ,  A01G 1/00 301
FI (2件):
A01G 1/00 302 Z ,  A01G 1/00 301 Z
Fターム (3件):
2B022AA01 ,  2B022AB13 ,  2B022DA19
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 甘蔗苗の生産法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-115286   出願人:大日本製糖株式会社, 石垣島製糖株式会社
  • トラクタ牽引式移植機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-081260   出願人:株式会社クボタ

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