特許
J-GLOBAL ID:200903031383222387

燃料電池用の水素発生システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-051456
公開番号(公開出願番号):特開2003-257464
出願日: 2002年02月27日
公開日(公表日): 2003年09月12日
要約:
【要約】【課題】 水素以外の物質が取り除かれた有効な純度の水素ガスを得ることができ、同水素ガスを利用した車両用及び家庭用の効率的かつ耐久性を有する燃料電池として使用することができる実用的な水素発生システムを提供する。【解決手段】 水素発生システムは、水素発生剤を貯留する貯留槽11と、燃料電池12とを備え、貯留槽11と燃料電池12の間には水素発生剤から水素ガスを発生させる反応器13が配設されている。貯留槽11と反応器13の間は発生剤供給経路14で接続され、発生剤供給経路14を介して貯留槽11から反応器13へ水素発生剤が供給されている。反応器13と燃料電池12の間は水素供給経路15で接続され、水素供給経路15を介して反応器13から燃料電池12へ水素ガスが供給されている。水素供給経路15にはミスト分離槽21を有する分離器が設けられ、同分離器で水素ガスから水素以外の物質が取り除かれる。
請求項(抜粋):
燃料電池の燃料に使用される水素ガスを発生させるための燃料電池用の水素発生システムであって、下記の一般式(1)及び(2)で表される金属水素錯化合物から選ばれる少なくとも1種をアルカリ性水溶液に溶解して得られる溶液を水素発生剤とし、この水素発生剤を貯留する貯留槽と、該貯留槽よりも下流側に配設され、水素発生触媒能を有する金属、水素吸蔵能を有する合金及びそれらのフッ化処理物から選ばれる少なくとも1種からなる触媒層を内部に有し、貯留槽から供給される水素発生剤を触媒層に接触させることにより、金属水素錯化合物とアルカリ性水溶液に含まれる水とを固体の反応生成物の析出を回避する条件下で化学反応させて水素ガスを発生させる反応器と、前記反応器の内部の反応領域よりも下流側に配設され、反応器で発生した水素ガスに含まれる水素以外の物質を取り除くための分離器とを備えることを特徴とする燃料電池用の水素発生システム。MIMIIIH4-nRn ・・・(1)MII(MIIIH4-nRn)2 ・・・(2)(但し、式中のMIはアルカリ金属、MIIはアルカリ土類金属又は亜鉛、MIIIはホウ素、アルミニウム又はガリウムを表し、Rはアルキル基、アルコキシル基又はアシルオキシ基を表し、nは0〜3の整数を表す。)
IPC (3件):
H01M 8/06 ,  C01B 3/04 ,  H01M 8/04
FI (4件):
H01M 8/06 R ,  C01B 3/04 Z ,  H01M 8/04 J ,  H01M 8/04 P
Fターム (5件):
5H027AA02 ,  5H027BA13 ,  5H027BA14 ,  5H027BA16 ,  5H027MM08

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