特許
J-GLOBAL ID:200903031384319856
ダイカスト鋳造用のホットスプルーシステム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小田 富士雄 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-523162
公開番号(公開出願番号):特表2003-509215
出願日: 2000年08月24日
公開日(公表日): 2003年03月11日
要約:
【要約】高圧ホットチャンバダイカスト鋳造で使用する、スプルー鋳造を実質的に除去し、溶融物の流れを大幅に向上させたダイ挿入部および方法を開示する。ダイ挿入部は(i)ダイセットの固定ダイブロック(112)内に配置するべく採用された、スプルーチャネル(156、260)を備えた、加熱されたスプルー本体挿入部(150、258)と、(ii)ダイセットの可動ダイブロック(114)内に取り付けるべく採用された、冷却されたスプルー先端挿入部(152、266)とを設けている。スプルー本体と先端挿入部は同軸上に取り付けられているため、ダイ仕切り線(115)の範囲においてそれぞれの内端が互いに合致し、協同で、少なくとも1つの湾曲遷移チャネル(158、262、265)を形成する。この湾曲遷移チャネルは、スプルーチャネル(156、260)を、仕切り線に沿って形成された少なくとも1つの湯道チャネル(140a、140b、254、256)と接続する。スプルー本体挿入部とスプルー先端挿入部の温度は、遷移チャネル内で凍結点が生じ、各ショット後に、スプルーチャネル内の溶融物が機械ノズル内に戻れるように制御されているため、スプルー鋳造の形成を回避することができる。
請求項(抜粋):
ホットチャンバ高圧ダイカスト鋳造方法であって、前記方法が固定ダイ、可動ダイ、前記固定ダイと前記可動ダイの間に形成された鋳型空洞、溶融物通路を採用し、前記溶融物通路が(i)溶融したダイカスト鋳造金属を前記ホットチャンバから前記ダイ内へ運搬するための、前記固定ダイ内に形成されたスプルーチャネルと、(ii)前記固定ダイと前記可動ダイの間に、前記スプルーチャネルに対してある角度で形成された、やはり前記固定ダイと前記可動ダイの間に形成されたゲートを介して前記スプルーチャネルから前記鋳型空洞内へ溶融金属を運搬するための湯道チャネルと、(iii)前記スプルーチャネルから前記湯道チャネルへ、前記角度を通って溶融金属を運搬するための湾曲遷移チャネルとを有し、 前記方法が前記スプルーチャネルを、前記ダイの温度よりも高い温度にまで加熱し、前記ダイカスト鋳造金属の溶融点に近付ける段階と、 前記ダイの温度を、前記ダイカスト鋳造金属の溶融点よりも低くなるように制御する段階と、 溶融金属のショットを前記スプルーチャネル、遷移チャネル、湯道チャネル、鋳型空洞内に注入する段階と、 前記スプルーチャネル内に残った溶融ダイカスト鋳造金属をそこから排出させることを許容し、その一方で、前記湯道チャネル内と、前記遷移チャネルの1部分内のダイカスト鋳造金属が固形化して湯道を形成することを許容し、その一方で、前記鋳型空洞内のダイカスト鋳造金属が固形化して製品を形成することを許容する段階と、 前記可動ダイを前記固定ダイから分離する段階と、 前記湯道チャネルと前記遷移チャネルの1部分から湯道を放出し、同時に前記鋳型空洞から前記製品を放出する段階とを有することを特徴とするダイカスト鋳造方法。
IPC (5件):
B22D 17/02
, B22C 9/06
, B22C 9/08
, B22D 17/22
, B22D 17/32
FI (6件):
B22D 17/02 E
, B22D 17/02 Z
, B22C 9/06 M
, B22C 9/08 B
, B22D 17/22 B
, B22D 17/32 J
Fターム (5件):
4E093NA01
, 4E093NB01
, 4E093NB05
, 4E093PA02
, 4E093PA03
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